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入院中の母親(85)の点滴にサプリを注入するなどして死亡させたとして愛知県警捜査1課は4日、名古屋市南区堤町5、無職、伊藤直行容疑者(62)を傷害致死容疑で逮捕した。
逮捕容疑は今年8月8〜9日までの間、名古屋市内の病院で入院中の母・晴代さんの点滴に、水で溶かしたサプリを注射器で注入。血液中に細菌が入る菌血症などを発症させ、同23日、誤えん性肺炎によって死亡させたとしている。「母の体調を回復させるためにやったが、何で菌が入っているか分からない」と容疑を一部否認しているという。
県警によると、晴代さんは7月上旬に脱水症状などで入院。伊藤容疑者は免疫力の向上をうたうサプリを飲ませたいと病院側に打診していたが、病院側は危険性を説明し、断っていた。8月10日に看護師が晴代さんの点滴が白く濁っているのに気付き、発覚した。【塚本紘平】
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