日本航空はきょう、国際線の機長2人から搭乗前の検査でアルコールが検出されていたと明らかにしました。この影響で出発がおよそ3時間遅れたということです。
日本航空によりますと、今月1日、オーストラリア・メルボルン発=成田行の便で、搭乗予定だった男性機長2人が出発前の検査で、アルコールが検出されたということです。
その後の検査ではアルコールが検出されなかったため乗務しましたが、この影響で出発が3時間11分遅れたということです。
運航後に社内で行われた調査で、2人は滞在していたメルボルンのホテル近くのレストランで、スパークリングワインをそれぞれ1杯と、ワインボトルをあわせて3本注文をしていて、社内で定められた飲酒量の制限を超える量を摂取していたということです。
また2人は当初、飲酒をした事実を会社に報告せず、搭乗前の検査の際、アルコール検査機の「誤検知が疑われる」と報告をしていたということです。
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日本航空は、今年4月にも国際線の乗務員が飲酒によるトラブルを起こしていて、今年10月まで一時的な禁酒や社内研修など再発防止策を行っていました。
今回の事案を受け、11日から、国内外とも、滞在先での飲酒を禁止するということです。