アサド政権が崩壊したシリアでは、反体制派勢力が北西部で設立した行政機構のトップ、バシル氏が暫定首相に任命されました。
中東メディアによりますと、バシル氏は反体制派勢力が拠点としている北西部で設立した行政機構でトップを務めてきました。
バシル氏は10日、テレビ演説で来年3月1日まで暫定政府の首相を務めると述べたということです。
また、アサド政権の閣僚らを招き、政権移行に向けて協議を行ったとしています。
ただ、シリアでは思想の異なる反体制派勢力が乱立していて、今後、円滑に権力の委譲が行われるかが焦点となります。
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また、イスラエル軍が政権崩壊にあわせて「国境の安全を確保するため」などとして攻撃を続けていて、国内情勢の先行きは不透明なままです。