チェルシーに所属するポルトガル代表FWペドロ・ネトが、厳しい環境下での試合となったアスタナとの一戦を振り返った。欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』がコメントを伝えている。
UEFAカンファレンスリーグ(ECL)第5節が12日に行われ、チェルシーはアスタナと対戦。14分にネトのスルーパスから突破したマルク・グイウが先制点を決めたほか、18分にもネトのクロスから最後はグイウが追加点をマーク。39分にはCKからレナト・ヴェイガがヘディングシュートを決めると、前半終了間際に1点を返されたものの、リードを守り切り、3−1で勝利を収めた。
この結果、チェルシーは今季ECL唯一の開幕5連勝を飾ったほか、直近の公式戦6連勝と9試合無敗を達成している。
なお、敵地『アルマトイ・オルタリク・スタディオン』(カザフスタン)で行われたこの試合は、移動に8時間以上かかったほか、試合前のメンバー発表時点での気温は“−9℃”と厳しい条件での一戦となった。
このことから、主力の多くはアスタナ戦の帯同メンバーには含まれず。8日に行われたプレミアリーグ第15節のトッテナム戦(○4−3)で先発出場した選手のうち、次節15日のブレントフォード戦が出場停止となっているネトだけが、アスタナ戦に帯同し、前半のみの出場となったものの、先発出場で2点に関与して勝利に貢献を果たした。
試合後、ネトはイギリスメディア『TNT Sports』で「これまでプレーした中で一番寒い試合だったと思う」と振り返りながら、「ウォーミングアップをしたら、少しばかり楽になった。僕たちは正しい姿勢で、正しいゲームプランを持つことができていたと思う。勝ち点3を獲得することができて嬉しいよ」と厳しい環境下でも白星を手にした喜びを口にした。