元俳優で現介護職員の岩佐真悠子と介護タレントの西田美歩が14日、都内で行われた『芸能界から介護職へ』公開トークイベントに登場した。現在介護職として週5で働く日々を明かし、人材不足の介護現場に対して切実な思いを語った。
【動画】芸能界引退後4年ぶりに登場した岩佐真悠子 介護職としての現在の生活を明かす 岩佐は、『ミスマガジン2003』に選ばれて芸能界デビューを果たし、『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』や『ギャルサー』、『メイちゃんの執事』などのドラマ出演をはじめ、映画やグラビア、バラエティーなど17年間の芸能生活で幅広く活躍。2020年に芸能界を引退し、今回4年ぶりのイベント出演となった。
介護のトータルケアカンパニー「土屋」が主催する同イベント。岩佐ははじめ、派遣で特別養護老人ホームに勤めることに。その後「いろんなところを見てみたい」と、「一度介護の仕事を離れ、そのあと復帰してデイサービスと訪問介護を兼業したのが1年くらい。そして現在は有料老人ホームでパートで働いています」と明かす。
そしてトークでは介護現場における人材不足問題についても触れた。岩佐は「切実に来てほしいという気持ちでしかない。一人ひとりの職員が、介護者に幸せな日常生活を送ってほしいと思っていても人手不足だからという理由で思ったような介護ができないということが本当にある」と訴える。
続けて「もちろん楽しいことばかりではなく、きついこともあるし、時には泣くようなこともありますけど、それを踏まえても私は楽しいと思うことがある。介護はきついだけの仕事じゃないので、人の役に立ちたいという気持ちだけ持ってきてくれたらそれだけでいいので本当にお願いします!」と呼びかけた。
その後、給料面についての問題にも触れ「命の責任を伴うお仕事ですし、肉体的・精神的にも負担があるのでもっともらってもいいんじゃないでしょうか。お給料が安いと整体に行こうと思っても高いから湿布でごまかそうという思いにもなる」と、改善を訴える場面もあった。
動画を別画面で再生する