ナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ(NWSL)に所属するワシントン・スピリットは17日、ノースカロライナ・カレッジから日本女子代表(なでしこジャパン)MF三浦成美を完全移籍で獲得したことを発表した。
約2年間を過ごしたノースカロライナ・カレッジを契約満了で退団した三浦が、同じNWSLに所属するワシントン・スピリットへ活躍の場を移すこととなった。移籍金が発生しないフリーエージェントでの加入となり、契約期間は2026年までの2年間。さらに1年間の延長オプションも付随しているという。
1997年7月3日生まれで現在27歳の三浦は、2016年に日テレ・メニーナから日テレ・ベレーザ(現:日テレ・東京ヴェルディベレーザ)に昇格。約7年間に渡って主力として活躍し、4度の日本女子サッカーリーグ優勝や5度の皇后杯制覇など数々のタイトル獲得に貢献すると、2023年にノースカロライナ・カレッジへ完全移籍で加入した。NWSLではこれまで通算61試合に出場し2ゴール4アシストをマーク。2023年にはNWSLチャレンジカップ優勝に貢献した。
また、2018年にデビューを飾ったなでしこジャパンではこれまで国際Aマッチ通算31試合に出場。FIFA女子ワールドカップフランス2019や2021年に開催された東京オリンピックのメンバーにも名を連ねた。
ワシントン・スピリット加入に際し、三浦は「このチームとの新たな旅、そしてワシントンDCのファンと会えることを楽しみにしています」とコメント。また、同クラブのマーク・クリコリアンGM(ゼネラルマネージャー)と「ナルミとの契約は今オフシーズンの我々にとって非常に重要だ。彼女が中盤で発揮する能力は来シーズンのチームに大きなインパクトを与えるだろう。彼女をチームに迎え入れることを楽しみにしている」語っている。
三浦の新天地となるワシントン・スピリットはワシントンDCを本拠地とする2012年創設のクラブ。2024シーズンのリーグ戦を2位で終えており、過去には横山久美(現:岡山湯郷Belle)や宝田沙織(現:レスター)が在籍していた。