【モデルプレス=2024/12/21】2004年に登場した株式会社セガのキッズカードゲーム「オシャレ魔女 ラブ and ベリー」。“ラブベリ”の愛称で小学生女児たちを中心に一斉を風靡したが、2008年にゲームセンターやショッピングセンターから姿を消した。ところが、2024年に20周年企画が始動し“ラブベリ”ブームが再燃。モデルプレスでは、同社の担当者(ライセンス推進部/桂 里穂子氏)にインタビューを実施し、再び押し出した理由や今後の展開などを聞いた。
今年に入り、20周年を記念した大規模展覧会やコラボカフェを開催し、各地で大盛況。復刻デザインのカードセットやキャラクター着用のTシャツが実際に商品化されたグッズなどが当たるラッキーくじは即日で完売し、根強い人気を証明した。担当者は、この盛り上がりについて「想定以上の反響をいただき、令和になってもラブ and ベリーの影響力の強さを改めて感じました。ラブandベリーのファン方々の多くはSNSを活用しており、20周年施策の写真はもちろんのこと自作の衣装やイラストなどを発信してくれています。SNSを通じたみなさんの愛のおかげで、大きなムーブメントになったと思っています」と分析した。
10周年などではなく、なぜ20周年の今、大きく押し出したのか。それは担当者自身が「当時のブームをリアルタイムで楽しんでいた世代」だそうで、「今のIP活用部門に異動したときに、ラブ and ベリーで何かしたいと考え始めたところ、20周年が近づいていることに気付きました。10周年の時は、今ほどグッズやコラボの市場が成熟していなかったと思います。しかし、Y2Kや平成レトロというトレンドが生まれ、周年をお祝いすることが身近なものとなりました。こうした市場の変化とラブandベリーとの相性がとても良いと感じて、20周年施策の提案をおこない、様々な企画が動き出しました」と経緯を明かした。
そして、一連の反響を受けて、12月21日からはアニメイト池袋本店で「オシャレ魔女 ラブ and ベリー マジカルオンリーショップ」を実施。「大好評をいただいている20周年展も仙台・札幌・福岡に今後巡回予定となりますので、各地域にお住まいの方にもお越しいただけると嬉しいです」と呼びかけた。(modelpress編集部)