弁護士ドットコムは12月23日、「闇バイトに関する防犯意識調査」の結果を発表した。調査は2024年11月13日〜11月20日、弁護士ドットコムの一般会員1017名を対象に行われた。
○"自宅"での防犯対策状況
闇バイト強盗事件を受けて"自宅"での防犯対策状況を尋ねたところ、「対策をした」が12.0%、「近日中に対策予定」が9.6%と、事件の影響で防犯対策を行った人が約2割程度うかがえる。一方で、約5割が「対策していない」と回答した。
○約6割が自宅の防犯対策で「防犯カメラを設置」
「対策した」「近日中に対策予定」「もともと防犯対策をしていた」と回答した448人に具体的な防犯対策を尋ねたところ、「防犯カメラを設置した」が最多の61.2%だった。「センサーライトを設置した」が41.3%、「ホームセキュリティサービスを利用し始めた」が39.5%、「防犯性能の高い建物部品(ドア、窓、インターホンなど)に取り替えた」が28.6%と続いた。
○約3割が実家の家族と「対策について話をした」
これまで発生した闇バイト強盗事件では、高齢者宅が狙われたケースが多発している。そこで、回答者の自宅だけではなく、両親など高齢者がいることの多い"実家"の状況についても尋ねた。
実家の家族と別居している方に対して、闇バイト強盗事件を受けて実家の住民と防犯対策について話し合ったかを尋ねると、「対策について話をした」が25.0%、「話をする予定」が19.1%と続いた。一方で「対策について話をしていない(話をする予定もない)」が55.9%で最多の結果となった。
○約2割が実家での防犯対策を実施
"実家"での防犯対策について尋ねたところ、「もともと防犯対策をしていた」が12.6%、「対策した」が9.3%と約2割が実家で防犯対策を行っていることが分かった。また、8.1%が「近日中に対策予定」と回答し、一連の闇バイト強盗事件での防犯意識の高まりつつある状況が一定程度うかがえた。
また、「対策した」「近日中に対策予定」「もともと防犯対策をしていた」と回答した148人に具体的な防犯対策を尋ねたところ、「センサーライトを設置した」が51.4%で最多だった。「ドアの施錠確認を入念にするようになった」が49.3%、「防犯カメラを設置した」が28.4%、「防犯性能の高い建物部品(ドア、窓、インターホンなど)に取り替えた」が27.0%と続いた。(Yumi's life)