Xで拡散されている石破茂首相の動画に批判が寄せられている。動画は自民党総裁選に出馬表明する前のもので、『スーパーJチャンネル』(テレビ朝日系)で放送された石破首相のランチタイムの姿だ。
動画では、石破首相がカップ麺を見て「いいね。こりゃ」と一言呟く。その後、麺をすすると「大体、お昼(ご飯)の時間は5分から10分」と語った。「いつもそんなに短い?」と聞かれると「座ってゆったり1時間なんて一年に何回あるんだろ」と返す。
さらに「まだ若くて時間があったときは自分でカレーを作るのが大好きでしたね」と料理男子の顔をのぞかせて、「今でもネットで“石破カレーの作り方”と検索するとレシピ出てきますよ」と気さくに話をしていた。
《バレバレのパフォーマンス》
この動画を見た人がXで反応し、さらに拡散される事態に。
《昼食時間5分くらいしかない人がここまで肥えることはない!》
《めちゃゆっくり話しながら食べててこれで5分休憩はありえない》
《夜は5時間くらい食べてるのかも》
《なんかもうバレバレのパフォーマンスで見ててただただしらけるだけ》
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などと散々な言われよう。またもや過去の動画から批判されてしまった石破首相。“揚げ足取り”は収まる気配がない。
石破首相の食事時間について全国紙政治部記者に聞いてみると、こんな答えが返ってきた。
「石破首相クラスの政治家なら、忙しいので昼食時間が短いなんてよくある話です。国会にほとんど出てこないので暇そうに見えますけど、地元支援者からの陳情や各種団体との会合でスケジュールはびっしりです。その合間に党の仕事をしています。当時の石破首相は党の総務委員でしたので、自民党の総務委員会に出席して重要課題の決定について議論していました」
大物政治家は朝と夜の食事はどんなものを食べているのだろうか。
「自民党の議員は朝部会があるので、すぐに食べられるおにぎりが多いみたいです。石破首相がこの間、一口でおにぎり食べたことを批判されましたが、早く食事を済ませるためにやっていたのかもしれません。夕食の場合、麻生元首相や岸田前首相なんかは、赤坂近辺の料亭や焼肉店なんかで豪勢な食事をしています。しかし石破首相にはそうした話はほぼありません。何せ人付き合いが悪くて夜の会合に誘われない人でしたからね。
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ケチで知られる舛添前東京都知事も呆れるくらい、若い議員の面倒見が悪かったです。そのせいで首相になるのが遅れたと言われています」(前述の全国紙政治部記者)
加藤勝信財務相は、政治資金収支報告で1日に6店も会食をし、費用が約106万円もかかったことが判明して批判をされた。
石破首相は、金を使って人望を得ることを良しとしない姿勢は立派だ。しかし国民の面倒見だけは良くしてほしいものだ。