FAでソフトバンクから巨人に移籍した甲斐拓也(32)が26日、都内で入団会見を行った。背番号は「10」に決まり、阿部慎之助監督(45)がかつて背負っていた番号を継承する。
この日後輩からプレゼントされたというジャイアンツカラーのネクタイで会見に出席した甲斐は、「読売巨人軍に入団いたします甲斐拓也です」と挨拶し、「今回移籍に際しとても熱いお言葉を阿部監督の方からいただき、阿部監督を胴上げするために、また気持ちを新たに一生懸命頑張っていきます」と意気込んだ。
甲斐は2010年に育成ドラフト6位でソフトバンクに入団。“甲斐キャノン”と呼ばれる強肩で2019年世界野球プレミア12で優勝、2021年東京オリンピック™で金メダル、そして2023年のWBCで世界一奪還と侍ジャパンの要として活躍した。
今季は119試合に出場し、打率.256、5本塁打、43打点。リーグ優勝を果たした投手陣を引っ張り、チーム防御率もリーグトップの2.53をマークした。
巨人の捕手陣は96試合出場の大城卓三(31)、88試合出場の岸田行倫(28)、42試合出場の小林誠司(35)の3人を併用。12球団トップ、チーム防御率2.49の投手陣を支え4年ぶりのリーグ優勝を果たした。巨人がFAで捕手を獲得するのは2014年にヤクルトから相川亮二、2018年に西武から炭谷銀仁朗を獲得して以来、3人目となった。
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甲斐は、11月13日にFA権を行使。約1か月経った12月17日に、新天地・巨人への移籍を発表した。