厚生労働省は26日、個人型確定拠出年金(iDeCo、イデコ)の加入年齢の上限を現行の65歳未満から70歳未満に引き上げる方針を決めた。老後の資産形成を後押しする狙い。年明けの通常国会に関連法案の提出を目指す。
老齢基礎年金やイデコの受給が開始されている場合は対象外。厚労省が社会保障審議会(厚労相の諮問機関)の部会に報告書案を示し、了承された。
受給開始年齢の上限については、高齢の加入者は手続きが困難なことなどから、現行の75歳を維持する。掛け金の限度額引き上げは、政府が27日の閣議で決定する2025年度税制改正大綱を踏まえ、政令を改正する。