【高校バスケ】京都精華学園が2年連続3冠に王手 桃井優「気持ちで負けないように」

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2024年12月27日 22:00  日刊スポーツ

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京都精華学園対精華女子 第3Q、シュートを放つ京都精華学園のユサフ・ボランレ・アイシャット(撮影・滝沢徹郎)

<ウインターカップ2024全国高校バスケットボール選手権:京都精華学園72−70精華女子>◇27日◇女子準決勝◇東京体育館



女子は京都精華学園が精華女子(福岡)を72−70で下し、史上2校目となる大会3連覇に王手をかけた。全国高校総体3連覇、U18日清食品トップリーグも連覇を決めており、2年連続「3冠」の偉業に挑む。


   ◇   ◇   ◇


緊迫した場面で、京都精華学園の桃井優(3年)が勢いよくゴール下に切り込んだ。70−66の第4Q、残り52秒。ファウルをもぎ取り、2本のフリースローが与えられた。「最後の方やし、プレッシャーもあったけど、それより声援とか期待の声の方が大きかったので、自信を持って打てた」。しっかり2本を沈め、リードを6点に広げる。結果的に桃井の2点が決勝点となり、3年連続決勝進出を演出した。


中高一貫制で、組織力を売りにする同校は、メンバーの半分以上が京都精華学園中の出身。その中でも桃井は京都・西ノ京中から入学し、1年からメンバーに名を連ねてきた。「外部生やからディフェンスだけ頑張ってた部分はある」と抜群の守備力で常勝軍団を支えた。3年時には副主将に就任。「責任感と1個1個のプレーを大事してきた」とシュート練習にも励み、この日は留学生に次ぐ16得点と気を吐いた。


大会3連覇はもちろん、昨年に続く夏秋冬の「2年連続3冠」の偉業も狙う。女王としての重圧もあるはずだが「3連覇とかより、ここまで頑張ってきたんだから、せっかくだから優勝しろって感じで。気持ちで負けないようにしたい」。最高の仲間たちと、新たな記録に挑戦する。【大島享也】

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