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<全国高校ラグビー大会:盛岡工26−24飯田>◇1回戦◇28日◇大阪・花園ラグビー場
2度の日本一経験のある古豪の盛岡工(岩手)が飯田(長野)との死闘を制し、2回戦進出を決めた。
モール攻撃に徹してきた飯田のアタックに苦戦するも、後半16分にWTB藤島大河(3年)が左中間へトライを決め、GKも決めて5点差に。さらに後半23分からは自陣10メートル付近からのラインアウトからつないでNO8吉田勇玖(3年)がディフェンスラインを突破し、そのまま中央に飛び込んで同点トライ。GKで2点の勝ち越しを決めた。
ラスト1プレーでゴールポストやや左の自陣20メートル付近で反則を犯し、絶体絶命のピンチとなったが、相手キッカーがPGを外した瞬間にノーサイド。接戦を制し、歓喜に包まれた。
吉田主将は試合最終盤の攻防について「このまま取られたら3年間が終わってしまうと思って。相手はFWできているので、自分たちもFWの意地をみせて、ボールを奪いたいなと思っていました」と汗を拭った。チームとしては07年の87回大会以来、17大会ぶりの初戦突破を果たし「ここ最近は全国でかてていなかったので、最後ああいう形だったんですけど、勝ちきることができたのでよかったです」と笑顔をみせた。
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吉田の父将之さん(42)もOBで8強入りした79回大会のメンバー。親子2代で花園勝利を飾り「今までやってきたことを全て出し切っての勝利だったので、そこはうれしく思います」と白い歯をこぼした。30日の2回戦ではBシードで強豪の茗渓学園(茨城)と対戦する。【古財稜明】
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