■『RIZIN DECADE』(31日・さいたまスーパーアリーナ)
『RIZIN』10回目の大みそか大会『RIZIN DECADE』の第4試合でプロ41戦の経歴を持つ矢地祐介とMMAデビュー戦となった桜庭大世が激突し、開始26秒で桜庭が矢地をKOする事態となった。
【動画あり】【RIZIN】MMAデビュー戦の桜庭大世、矢地祐介を“衝撃”の26秒KO 父・桜庭和志が見守る中「七光りでも強いんだぞ」 入場で大世は父・和志と同じく「SPEED TK RE-MIX」が流れる中で、水色のサクマスクを被って花道を歩く。そして和志はしっかりと背後を歩き、セコンドに入った。
第1ラウンド、ハイキックから始まりお互い冷静に相手の動きを読む展開と思われた試合は、一瞬で終わりを迎えた。蹴りを放った大世だったが、逆に矢地に足を掴まれる。ただ大世は焦ることなく、がら空きになった顔面に左フック冷静に打ち込む。完全に意識を飛ばした矢地を大世はすぐさま追撃。息をつかせる暇を与えずパウンドを打ち込み、レフェリーが試合を止めた。
ゴングから26秒の被弾に矢地は呆然。何が起こったのかわからないような表情でリングを後にした。
試合後、大世は「(親の)七光りでも強いんだぞってところを少しは見せられたかなと思います」と傷一つない爽やかな表情で語り、「もっと練習を頑張っていくので応援よろしくお願いします」と淡々と話した。セコンドについた父・和志もこの展開には拍手を送っていた。