NHKで31日、大みそか恒例の『第75回NHK紅白歌合戦』が放送された。出場歌手のaikoが人気アニメ『名探偵コナン』とコラボし、原作者・青山剛昌氏もゲスト審査員として登場するなど、コナン演出が起きたが、ネット上では“事件”が発生せず安堵の声であふれている。
【写真】和葉ちゃんもチラリ!公開された『コナン』×紅白のコラボイラスト まず、水森かおりが「鳥取砂丘〜紅白ドミノチャレンジSP〜」を歌唱。去年、前代未聞の「演歌×ドミノ」でご当地ソングを歌い上げた水森だが今年は、鳥取県のご当地ソング「鳥取砂丘」のスペシャルバージョン「鳥取砂丘〜紅白ドミノチャレンジSP〜」を披露した。
去年よりもドミノの仕掛けの難度がアップ。倒れていくドミノによって「鳥取」の魅力満載の旅路を表現していき、無事にチャレンジが成功。見事に歌い上げた水森は「やったー!大成功してよかったです!」と飛び跳ねて大喜び。ドミノの仕掛けでは、コナン人形が使用された演出もあり、審査員を務めた青山氏は、鳥取出身とあって感想を求められると「途中、コナンが出てきて笑っちゃいました」と笑顔で話し、「あざーす!」と喜んでいた。
その後、aikoの歌唱がスタート。aikoは、今年大ヒットした劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』の主題歌「相思相愛」を、映画のヒロイン・和葉と同じリボン&ポニーテールで歌唱した。
最後はスクリーンに『コナン』連載開始30周年ということで「『コナン』30×紅白75”相思相愛”ありがとォ♪」と、青山氏からのスペシャルメッセージ&イラストが公開。コナン君をはじめ怪盗キッドや安室透…などキャラが大集結した一枚になっていた。
粋な『コナン』コラボ演出が起きたが、『コナン』と言えば“事件”がお約束。紅白放送前から「殺人事件が起きそう笑」「あれれ〜?とコナン君の声が流れそう」「青山先生いるし事件起きるべ!」などと予想する声があがっており、今回、大きな事件が起きずネット上では「紅白、事件起きなくてよかったw」「青山剛昌先生がいらっしゃるんだから紅白で事件の一つや二つ起こったっていいだろ」「漫画の方でネタにしそうだな。紅白殺人事件」「さ、どこで事件が起こるんだ?!今夜の紅白は事件起こるはずだ(笑)青山剛昌先生がいるんだからな」「コナン演出で平和なの笑う みんな事件期待しすぎ」などと反応している。
『名探偵コナン』は、黒ずくめの男らに毒薬を飲まされて子どもの姿になってしまった、主人公の高校生探偵・工藤新一が江戸川コナンと名乗り、黒ずくめの組織を追いながら数々の難事件を解決していく推理漫画が原作。1994年から『週刊少年サンデー』で連載がスタートし、96年にテレビアニメ、97年に劇場版アニメが開始し現在までシリーズが続く、国民的人気作品となっている。
劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』は、興行収入150億円を突破する大ヒットで、映画シリーズ歴代1位の記録を更新。函館を舞台に服部平次と怪盗キッドが激突するストーリーとなり、平次と和葉の恋の行方も描かれている。