■『RIZIN DECADE』(31日・さいたまスーパーアリーナ)
第10試合のバンタム級王座次期挑戦者決定戦で、ベテランの秋元強真に判定0-3で敗れた秋元強真が、悔しさをにじませながらも「必ずベルトを取ります」と再出発を約束した。
バンタム級王者の井上直樹が見守る前で行われた一戦は、秋元が勢いのある打撃を狙うも元谷が組み付いてパンチを打たせない展開に。試合の後半はグラウンドで完全に元谷がコントロールし、秋元は首を狙われないようディフェンスに終始する時間も長かった。
【インタビュー動画】秋元強真、連勝ストップも「気持ちは折れていないので必ずベルトを取ります」 プロデビュー以来7連勝中から初の黒星となった秋元は「自分を信じていたけど、ちょっと足りなかった。元谷選手は想定していたより組みが強かった」と試合を振り返る。9月、11月、そして大みそかと3ヶ月で3試合連戦という過酷なスケジュールだったが「
連戦したから調子が悪かったわけじゃないし、ケガとか何もなかったので短期間で試合ができたことは良かった」と前向きに捉えている。
敗れたことで目標としていたベルトには一歩遠ざかったが「気持ちが折れたとかではないので、ちょっと休んで練習して必ずベルトを取ります」と強気な姿勢は崩さない。バックを取られても逃げるのは得意だったが「マウントを取って極められるプレッシャーが思ったより強かった。気持ちの弱さが出たと思う」と勝負のポイントも冷静に見極めた。
今大会のオープニングでは、同じジムで憧れの存在と公言する朝倉未来の来年5月4日の『THE MATCH 2』(東京ドーム)での復帰が発表された。秋元は「勝ってほしいです」と勝利を願い、同大会の出場についても「もちろん出たいですが、対戦相手をしっかり見て出させてもらえたら」と語った。
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