ママスタ楽しそうに遊んだり買い物をしたりする若者たち。そのような若さあふれる「今」を楽しむ若者たちを見ていると、「昔はよかったなあ〜」なんて過去を振り替えつつ、羨ましくも思ってしまいそうですよね。しかし、その状況に対し複雑な感情をもつ方もいるようです。
『大学生の子たちが深夜も遊びまくっていると聞いたのですが、親の立場になったらみんなはどう思いますか？ 親は必死に大学の学費を払っているのに遊びまわっているなんて……』
賑やかな夜の繁華街で遊ぶ大学生らしき若者たちがいると聞きつけた投稿者さん。なにか思うことがあったのかもしれません。もし自分が昼夜問わず楽しそうに遊んでいる大学生の子をもつ親だとしたら、何を思うのでしょう。
多少遊んでいてもOK？
『深夜に遊んでいようと、キチンと大学へ通ってやるべきことをやっているのなら、いつも通り学費は支払うよ』
投稿者さんの投げかけた疑問に対し、200件を超える声がママたちから寄せられました。その多くは、いつどこで遊んでいようとも、やるべきことをキチンとやっていれば問題はないというものが目立つ結果に。学生の本分は「勉強」ではありますが、やるべきことをキチンとやっていれば、多少遊んでいても問題はないのかもしれませんね。
今しかできないことを体験・楽しんでほしい親心
『夜中に遊びまくることなんて、社会人になったらできなくなるし、しなくなる。今だけのことだから楽しんでねって思う』
『大学生の間しかそんな風に遊べないと思うから、「楽しんどけよ！」って思っている。大学を卒業したら、70歳くらいまでひたすら働く日々がはじまるのだから』
時間に拘束されないで遊ぶなんて、今しかできないのだからどんどんエンジョイしてほしいと願うことも、ある意味親心なのかもしれませんね。学生の頃だからできるムリやムチャも、大人になって振り返ったときにいい思い出になるのではないでしょうか。大学生の頃にしか得られない体験だとすれば、今後の人生で価値のあるものになるかもしれませんし、「くだらなかったね」なんて思い出し笑いをする人生も楽しそうです。
好き放題すぎるのはNO。釘は刺す
『「ほどほどにしとけ」とは注意するよ』
『「事故にあったり犯罪に巻き込まれたりしないでね。留年しないでね」とかは注意している』
子どもがやるべきことをキチンとこなしていれば、ある程度は大目に見られるとは言え、野放しというわけではないと話すママも登場しました。たしかに、なんでもかんでも許していると、今はやるべきことをこなせていてもこの先どうなるかわかりませんよね。そうならないためにも、先手を打って釘を刺すぐらいはしてもいいのかもしれません。これもまた、子を思う親心なのでしょう。
モヤモヤするママもいる
『普通は、社会人になってから自分でお金を稼いで遊ぶものでは？ 大学時代しか遊べないからたくさん遊びなさいって言っている親が多くてびっくりする』
『「単位さえキチンと取れていれば、好きなだけ遊べる時期」だと思っている親がこんなにも多いとは……。情けないよ』
やるべきことさえキチンとやっていれば、多少遊んでいても“人生経験”と許容する声が目立った今回の結果。しかしそのママたちに対する辛口な意見も寄せられています。やはり学生の本分は「学ぶ」ことですから、やるべきことをやっているからといって、自由気ままに遊ぶことはどうなのかと疑問に感じることもあるでしょう。思わず苦言を呈したく気持ちも出てくるのかもしれません。やるべきことだけをやるのではなく、せっかく学びたいと進んだ進路で、もっともっと高みを目指し学んでほしいという親の思いもあるのかもしれませんね。
ママたちの本音は？
『キチンと卒業できて、希望の就職先に勤められるならいいよとは思う。でも、ただなんとなく遊ぶだけではもったいない時間の使い方かな』
やるべきことさえキチンとやっていてくれれば文句は言わないとか、大学生のうちにしかできないことを経験してほしいと語るママたち。しかしそこには大前提として「節度」や「限度」を守ることが含まれているのではないでしょうか。昨今、大学生を狙って犯罪に巻き込もうとする人たちも増えていますから、連日のように深夜遊び回っているとなれば、心配にもなりますよね。親としては黙認できないかもしれません。それにやるべきことをキチンとやっているという話にも、最低限でいいのか、満足の行くクオリティが大前提なのかでは話が変わりますよね。すべてを許容してもいいけれど、そうではないこと。何をするにも節度や限度をわきまえて、楽しい大学生活を送ってもらいたいということが、ママたちの本音かもしれませんね。
文・櫻宮ヨウ 編集・荻野実紀子 イラスト・Ponko
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