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<第101回箱根駅伝>◇2日◇往路◇東京ー箱根(5区間107・5キロ)
「山の名探偵」が2年連続で名門の山問題を解決に導いた。前回7位の早大は往路は3位。5区の山登り区間で工藤慎作(2年)が6位から順位を上げて、芦ノ湖にたどり着いた。
名字とメガネ姿と登りの強さから、入部当初から人気漫画「名探偵コナン」にちなみ「山の名探偵」と呼ばれる。前回、5区で区間6位の快走で注目を集め、「とてもうれしい。これからも愛される愛称であってほしい」と意気込んで1年ぶりの山に挑んでいた。
今季は出雲で6区2位、全日本で8区3位と平地でも実力を証明し、勢いに乗ってきた。就任3季目の花田勝彦監督も「(エースの)山口(智)の次に強い」と太鼓判。11年大会以来優勝から遠ざかるチームが掲げる3位以内へ、弱点でもあった特殊区間で結果を残し、好位置で往路を終えた。
工藤自身は、山登りの先に夢を見る。幼少期から大ファンの元ロッテで本紙評論家の里崎智也さんとの対面だ。前回大会直後にSNSで反応してくれ、届いたサイン色紙は宝物。「まだお会いできる実力にない。対談などに呼んでもらえるには、結果を出していきたい」。28年ロサンゼルス五輪でのマラソン出場も見据える。箱根の山から、さらなる高みにつなげる。
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