新年から的中させ、一年の良いスタートを切りたいと意気込む年始。今年も東西金杯で中央競馬の幕が開ける。そのうち、京都金杯(4歳上・GIII・中京芝1600m)に目がとまるデータがあった。
突然だが、「縁起の良い数字」と聞いて、何を思い浮かべるだろうか。欧米由来である「ラッキーセブン」として、「7」を挙げる方も多いとは思うが、日本では古来から「末広がりの数字」として「8」が縁起がいいものとされている。車のナンバーや電話番号などでも人気となっているのはここからきているのだそう。また、お隣の中国でも「8」は幸運の数字として知られ、08年に行われた北京五輪の開会式は8月8日午後8時8分に実施。しかし、そんな縁起のいいはずの「8」にまさかの傾向があった。
過去10年行われた京都金杯の枠順別成績を見ていただきたい。
【京都金杯の過去10年枠順別成績】 ※21〜23年の中京開催も含む
1番:【0-2-0-8】
2番:【2-0-2-6】
3番:【1-0-0-9】
4番:【1-1-1-7】
5番:【0-1-1-8】
6番:【1-1-1-7】
7番:【3-0-3-4】
8番:【0-0-0-10】
9番:【1-0-0-9】
10番:【0-0-1-9】
11番:【0-2-0-8】
12番:【1-0-0-9】
13番:【0-1-1-8】
14番:【0-1-0-8】
15番:【0-1-0-8】
16番:【0-0-0-9】
17番:【0-0-0-6】
18番:【0-0-0-4】
中京競馬場で開催された3回を含めても、馬券圏内に好走した30頭のうち22頭が1桁馬番からの好走。勝ち馬の数こそ多少のばらつきがあるものの、1桁馬番であればどの枠からもまんべんなく好走していることがわかる。しかし、8番枠に注目していただきたい。10頭が出走し全てが馬券圏外になっているのだ。
過去10頭の8番枠の馬たちを振り返ってみても、15年1番人気で5着だったグランデッツァや、22年3番人気で11着だったルークズネストなどの人気馬の名前もある。加えて両隣から4頭の勝ち馬が出ているだけに、その傾向はより際立つ。
このデータを信じるか信じないかはあなた次第。今年、この“8のジンクス”に当てはまるのはどの馬か。そしてそのジンクスを破ることができるのか。5日(日)15時30分、中京競馬場で新年の答え合わせを楽しみたい。