プレミアリーグ第20節が4日に行われ、ブライトンとアーセナルが対戦した。
ブライトンはファビアン・ヒュルツェラー新監督の下、今季序盤戦こそ悪くないスタートを切ったものの、徐々に失速しており、直近7試合の成績は5分2敗と白星から見放されている。前節終了時点での成績は6勝9分4敗で、積み上げた勝ち点は「27」。現在の順位は10位まで落ちており、一刻も早く悪い流れを止めたいところだ。
対するアーセナルは10月から11月にかけて4戦未勝利と嫌な雰囲気が漂う時期もあったが、同期間を除くと安定して勝ち点を積み上げることに成功。現在は11勝6分2敗の勝ち点「39」で2位につけており、公式戦では4連勝中。首位を走るリヴァプールとの勝ち点差は「6」まで広がっており、簡単にひっくり返すことのできる数字ではないが、連勝の数を伸ばすことで首位を走るライバルにプレッシャーをかけていきたい。
ブライトンに所属する三笘薫は2試合連続のベンチスタート。試合は序盤から、ボールを握ることを志向する両チームの狙いがぶつかり合う展開となったが、より多くのチャンスを作ったのはアーセナル。最終的にはオフサイドの判定となったものの、10分にはジョルジーニョからのスルーパスでガブリエウ・ジェズスが背後を取り、右足でシュートまで持ち込むも、GKバルト・フェルブルッヘンに阻まれる。
直後の16分にはアーセナル自陣右サイドでのパス回しから、デクラン・ライスとのパス交換を経て前を向いたミケル・メリーノがスルーパスを送る。抜け出したイーサン・ヌワネリは自らペナルティボックス内へ持ち込み、左足で仕留めてみせる。アーセナルが先手を取った。
1点を先行されたブライトンは21分、左サイドから仕掛けたシモン・アディングラが右足でクロスボールを送ると、ボックス内で待っていたブラヤン・グルダがヘディングシュートを狙ったが、威力がなくGKダビド・ラヤにキャッチされる。その後もフィニッシュまで持ち込むシーンはブライトンの方が多かったが、崩し切った決定機は少なく、アーセナルの1点リードでハーフタイムに突入した。
後半に入ると、ブライトンにビッグチャンスが到来。59分、ペナルティエリア内で粘ったジョアン・ペドロが、ボールをヘディングでクリアしようとしたウィリアン・サリバからのファウルを受け、PKが与えられる。キッカーを務めたJ・ペドロはGKラヤの逆を突いてゴール右上にシュートを沈め、ブライトンが同点に追いついた。
試合を振り出しに戻し、勢いに乗るブライトンは62分、アディングラに代えて三笘をピッチへ送り出す。アーセナルも64分、ジョルジーニョを下げてマルティン・ウーデゴーアを投入し、勝ち越しを狙う。
後半は完全にブライトンが主導権を握ったが、最後まで勝敗を決める次のゴールが生まれることはなく、試合はタイムアップ。この結果、アーセナルの公式戦連勝は「4」でストップした。対するブライトンは黒星こそ回避したものの、8試合ぶりの白星とはならなかった。
この後、ブライトンは11日にFAカップ3回戦のノリッジ戦が敵地で控えている。一方、アーセナルは中2日で迎える7日、カラバオカップ(EFLカップ)準決勝ファーストレグでニューカッスルをホームに迎える。
【スコア】
ブライトン 1−1 アーセナル
【得点者】
0−1 16分 イーサン・ヌワネリ(アーセナル)
1−1 61分 ジョアン・ペドロ(PK/ブライトン)
【ゴール動画】17歳ヌワネリ弾でアーセナルが先制
サカの不在を埋める
17歳⭐️ヌワネリのゴールで
アーセナル先制⚽️
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