ハードオフに1650円で売られていた“まさかの掘り出し物”→修理すると…… 見事な復活劇に「相場が上がってしまうw」

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2025年01月06日 11:03  ねとらぼ

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ねとらぼ

ハードオフに1650円で売られていたのは……

 ハードオフで売られていたジャンク品を購入し、再び使えるよう修理を試みる動画がYouTubeに投稿されました。この動画の再生数は記事執筆時点で7万4000回を超えています。


【画像】修理後のジャンク品


●ハードオフで見つけた“すごいもの”


 動画が投稿されたのは、YouTubeチャンネル「宮甚商店」。毎週2回、ハードオフでジャンク品を見て回っており、今回の動画ではスピーカーが置かれている商品棚の中から“すごいもの”を発見しました。


 スピーカーのジャンクに紛れて売られていたのは、アイコムの広帯域受信機「IC-R5」。本来は単3のニッケルカドミウム電池(ニカド電池)もしくはACアダプターで動作する製品ですが、宮甚さんが発見した物はハードオフ側で状態を確認した際に通電しなかったため、税込み1650円のジャンク品として扱われていました。


 電源は入らないものの、価格が安かったこともあり宮甚さんは購入を決意。持ち帰って修理することにしました。


●故障箇所には心当たりがある


 宮甚さんとしては、受信性能が悪くなっている場合の修理に比べて、電源が入らない症状の修理はそこまで苦労するものではなく「ある意味ラッキー」とのこと。既にIC-R5と後継機種の「IC-R6」を1台ずつ所有しており、これまでの経験から通電しない原因に心当たりがあるそうです。


 念のために電源につないで動作確認しましたが、やはり起動しなかったので背面のカバーを外すことに。電池の液漏れが過去にあったらしく、バッテリーボックスから基板へ電気を伝える接点部分には緑青が付着していました。


 接点洗浄剤を付けた綿棒でこすってみるとガリガリと音が発生し、先端に青緑が付きました。複数回こすりましたが、綿棒だけでは取り切れないと判断しマイナスドライバーを投入することに。こびり付いていた緑青がどんどん取れていきます。


 バッテリーボックス側の接点部分も同様にこすって除去。背面カバーを戻し、ニカド電池を取り付けて電源ボタンを押しましたが動作しません。ここで宮甚さんは、“ネジを締めないと接点がくっつかないのでは”と考え、あえて外したままにしていたネジを締めることにしました。


●ついに復活!


 推測した通り、ネジを締めていくと背面カバーと本体はより密着して両側の端子がしっかり接触。再びニカド電池を取り付けてボタンを押すと電源が入り、液晶画面に受信している電波の帯域が表示されました。同時にACアダプターによる給電も可能になったようで、つないだ状態で電池を外してもIC-R5は問題なく動作しています。


 これで修理は無事に完了。「この機種と次の機種2台持ってたんでね、もう故障箇所、もうばっちり分かってたんでラッキーでした」と振り返りつつ、1世代前の機種ながらIC-R5はまだまだ現役で使えるため「見つけたときはゲットしましょう」と宮甚さんは呼びかけています。


 コメント欄には、「良いものを見つけましたね」「とても参考になりました。ハードオフで探してみます」「IC-R6もほぼ同じ症状のジャンクがハードオフに出てました」「電源入らずジャンクの相場が上がってしまうw」などの感想が寄せられています。


 この他にも同チャンネルでは、バイクやクルマ、真空管のアマチュア無線機器などを題材としたさまざまな動画を公開しています。


画像提供:YouTubeチャンネル「宮甚商店」さん



このニュースに関するつぶやき

  • 今はPCにUSB接続する超広帯域なソフトウェア受信機も数千円で買える。モノの価値が極限まで下がった時代に、あえて中古のHW受信機を買う意味とは。
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