コロンビア代表MFハメス・ロドリゲスがラージョ・バジェカーノ退団に近づいているようだ。6日、『マルカ』や『アス』など複数のスペインメディアが伝えている。
現在33歳のJ・ロドリゲスはかつてポルトやモナコ、バイエルンなどで活躍し、2014年夏から2020年夏まで在籍したレアル・マドリードでは公式戦通算125試合出場37ゴール42アシストをマーク。その後はエヴァートンやカタールのアル・ラーヤン、オリンピアコス、サンパウロを渡り歩き、昨年夏にラージョ・バジェカーノへフリートランスファーで加入した。
約4年ぶりのラ・リーガ復帰を果たしたJ・ロドリゲスだが、ここまでの出番は限定的なものに。今シーズンはラ・リーガで6試合、コパ・デル・レイ(国王杯)で1試合に出場しているが、先発起用は2試合に留まり、プレータイムの合計もわずか205分間となっている。
そんなJ・ロドリゲスだが、早くもラージョ・バジェカーノ退団の可能性が浮上しているようだ。今回の報道によると、今年6月末までの契約を締結している同選手だが、現在は早期の契約解除に向けてクラブ側との交渉を進めているという。マドリードへの帰還を果たした33歳の司令塔だが、出場機会やFIFAワールドカップ26出場という自身の目標を考慮し、新天地での再出発を望んでいる模様。交渉はここ数日間で急速に進行しており、契約解除の合意締結が現実味を帯びているようだ。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、J・ロドリゲスとラージョ・バジェカーノの契約が解消され、同選手がフリーエージェントとなる見込みだと伝えている。
なお、J・ロドリゲスはこれまでも複数回に渡って所属クラブとの契約を解消。スペイン紙『アス』はレアル・マドリード、エヴァートン、サンパウロ、そして今回のラージョ・バジェカーノは指揮官との確執、アル・ラーヤンはコロンビア代表監督の勧め、オリンピアコスは首脳陣との意見の相違が主な原因であると分析している。