アダムとイブが実在した可能性があるようだ。
「旧約聖書」の創世記に登場するアダムとイブは塵から作られた夫婦で、地球を歩いた最初の人間であると信じられており、現在この話のいくつかが真実であることを示唆する証拠が増えている。
エデンの園に住んでいた2人だが、その場所はメソポタミアと呼ばれる地域であるという説が有力で、考古学者らはシリア東部、トルコ北西部、イラクの大部分と主張。現在知られている文明の発祥地だったかもしれないという。
さらに生物学者らは、現在生きている全ての人類は本当に共通の祖先を持っていた可能性を主張している。
現在の人類に男性のY染色体と女性のミトコンドリアDNAを受け継いだ祖先は、数万年離れて暮らしていたと考えられているが、現生人類を対象とした2つの研究によると、両者は同時期に生きていた可能性があるそうだ。
イタリアのサッサリ大学の研究チームは、アダムが18万から20万年前に生きていて、イブの年齢に関する推定と同様であることを示唆している。一方ジョージ・ワシントン大学の専門家エリック・クライン教授は、エデンがメソポタミアであった説についてこう支持している。
「聖書の記述から見てこれはある程度理にかなっています。聖書の記述では庭は『東に』つまりイスラエルの東にあったというだけでなく、エデンの園とチグリス川とユーフラテス川の関連についても言及しています」
元記事はこちら:https://www.narinari.com/Nd/20250192707.html