セルティックに所属する前田大然と旗手怜央が、8日に行われたスコティッシュ・プレミアシップ第11節延期分のダンディー・ユナイテッド戦で、ゴールを記録した。
現時点ではレンジャーズに勝ち点差「13」をつけ、今シーズンもスコティッシュ・プレミアシップで首位を独走するセルティック。前々節で“宿敵”レンジャーズとのオールドファームを0−3で落とし、今季初黒星を喫したが、続く第22節セント・ミレン戦は前田のアシストもあって3−0と完勝。連勝街道に戻りたい今回のゲームでは、ダンディー・ユナイテッドをホームに迎える。セルティックに所属する前田はスターティングメンバーに名を連ね、旗手と古橋亨梧はベンチから出番を待つ。
試合の均衡は23分に破れる。右サイドから攻撃に転じたセルティックは、アリスター・ジョンストンがグラウンダーのクロスボールを送るも、ここは相手にクリアされる。だが、素早い切り替えでボールを奪い返したルーク・マカウンがボックス内へ侵入し、自ら左足でシュートまで持ち込む。ここはGKに阻まれたものの、こぼれ球に前田が反応。ダイレクトでゴールネットを揺らした。
前田の3試合ぶり今季5点目、公式戦通算では今季14点目で先手を取ったセルティックは、1点をリードしたまま時計の針を進める。62分には古橋と旗手が同時に投入。すると83分、旗手が大仕事。左サイドからボールを持ち運んだルイス・パルマが右足アウトサイドでクロスボールを送ると、ボックス右で待っていた前田がマイナスへ折り返す。パウロ・ベルナルドがスルーしたボールを旗手がダイレクトで沈め、セルティックがリードを広げる。旗手は4試合ぶりにゴールを記録し、スコティッシュ・プレミアシップでは今季6点目、公式戦通算では7点目を挙げた。
試合はこのまま2−0でタイムアップ。フル出場した前田の先制ゴール、途中出場した旗手の追加点により、セルティックが2連勝を飾った。
この後、セルティックは11日にスコティッシュ・プレミアシップ第23節でロス・カウンティの本拠地に乗り込む。一方、ダンディー・ユナイテッドも11日、敵地でセント・ミレンと対戦予定だ。
【スコア】
セルティック 2−0 ダンディー・ユナイテッド
【得点者】
1−0 23分 前田大然(セルティック)
2−0 83分 旗手怜央(セルティック)