―[結婚につながる恋のはじめ方]―
皆さん、こんにちは。結婚につながる恋のコンサルタント山本早織です。
◆「57歳クズ芸人の婚活」の裏側で起きていたこと
先日、フジテレビ系『ザ・ノンフィクション』でクズ芸人と言われるガッポリ建設の小堀敏夫さん(57歳)の婚活サポート模様が放送されました。今回はその裏側を含め、実は結婚相談所も結婚はかなり難しいよなと思ってしまう人の特徴についてお答えします。
小堀さんは芸人という肩書きではありますが、事務所には所属せず、稼ぎの中心は「ギャラ飲み」という特殊な方でした。意外に思われるかもしれませんが、律儀で真面目な面もあり、常に何かしら手土産を持ってきてくれたり、「報連相」もできるイメージがありました。
ただ、結果として、私は小堀さんに「婚活よりも先に人生考えて土台作りが必要」とお伝えして、私のほうから休会をおすすめしました。
◆結婚相談所も誰でもおすすめできるわけじゃない
今後、小堀さんのサポートをしていくかは、もちろん彼の変化次第ではありますが、「このまま続けてもらっても私が自信を持って女性をご紹介ができない」と感じたことが休会をおすすめした理由です。
結婚相談所は各相談所が自分自身の信用のもと、自社の会員さまに最高のお相手をご紹介するように努めています。お金を払ってる会員だからという理由だけでご紹介をすることはありません。「この人なら」と思う人につなぎたいといつも考えています。
そして、そんなプロである結婚相談所の仲人が「この人は難しいよな」と感じたら、婚活は苦労すること間違いなしなわけです。
◆信頼関係が大きく損なわれた瞬間
それでは、どんな人がそう思われやすいのか? 絶対にしてはいけないのは「嘘をつくこと」です。
小堀さんはタバコを止めると言いながらタバコを吸っていたり、お金は大丈夫と言いながら滞納していたり、アパートなのにマンションの14階に住んでいると言ったりなど、多くの嘘をついていました。
仲人につく嘘は結果として出会うお相手にも嘘をつくことになります。そして、嘘やごまかしのある方に安心してご紹介はできなくなっていきます。そのため、タバコに関する嘘が発覚した際、残念ながら心から失望し、信頼関係が壊れていってしまいました。
◆自分のメリットだけで結婚は絶対にできない
また、お金の使い方が安定していない人も結婚が難しい。結婚は生活です。そんな生活が結婚することで不安定になるのであればわざわざ結婚しようとは思わないはず。
小堀さんの場合、自分の銀行からお金を下ろすかの如くキャッシングしていたり、収入面でも女性が不安になるような状態を本人がよしとしてしまっている現状があったのでなかなか難しいなと感じました。
さらに、やはり自分の損得で結婚を「ツール」として使おうと思っている人はとても難しいのが結婚だと私は考えています。どんなに愛している人とも結婚をしたら、いつか離婚をすることもあるように、好きな人ということだけでは乗り切れないこともたくさんあります。
◆婚活がうまくいくか、いかないかを分けるもの
小堀さんは、「お金持ちの女性と結婚すれば自分がラクできる」という理由で結婚したいと思い、婚活をスタートしました。
婚活をする中で、自分が得する人が結婚相手としてうまくいく人ではないことに気がつくことができたら、もしかしたら幸せな結婚があったかもしれません。しかし、小堀さんは最後まで自分のメリットにためだけに、上辺の見せ方だけで乗り切ろうとしていました。「こうやれば好かれるでしょ?」は見透かされます。
結局、婚活は、どこまでいっても「大事なことに気がつくか? 気がつかないか?」で大きく明暗を分けます。プロに最大限味方になってもらい、大事なことに気づける環境を作ることこそ運命をつかむひとつの方法です。
―[結婚につながる恋のはじめ方]―
【山本早織】
1985年、東京生まれ。アイドル、銀座のホステスなどを経て、現在は恋愛コンサルタントとして結婚したい男女に向けて情報や出会いの場を提供する。「最短成婚成功の秘訣マガジン」をLINEで配信中。公式ホームページ「結婚につながる恋のコンサルタント 山本早織」(Twitterアカウント:@yamamotosaori_)