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カーリング女子ロコ・ソラーレの吉田知那美(33)が14日、波紋を広げている「ブラシ問題」について、インスタグラムに「お願いと宣誓」を投稿した。
「私たちグランドスラムに出場する全チームから」として世界カーリング連盟へ「ロコ・ソラーレ/Team FUJISAWA」の名義で、次の通りメッセージを発した。
「私たちは、カーリングの誠実性を守り、すべてのアスリートに公平な競技環境を確保することに全力を尽くしています」
「最近のスイーピング技術の発展は、明確な用具基準の確立とテストの透明性向上が緊急に必要であること浮き彫りにしています」
「私たちのスポーツの核心にあるのは、技術、正確さ、そして公平さです。私たちはこれらの価値を反映するルールを求めて団結し、主張していきます」
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「選手、チーム、メーカーと共に協力し合い、未来の世代のためにカーリング精神を守るための取り組みを進めていきます」
この前段にあったのは、世界カーリング連盟の声明だ。一部メーカーから「スイープ」機能を向上させたヘッドのブラシが開発された上、仕様基準も満たしている件について、選手たちは氷上のパフォーマンスに差が出ることから反発。連盟が「スイープ用具に関する懸念、審査プロセスの見直し」を明文化したことを受け、ロコ・ソラーレや北海道銀行、中部電力だけでなく世界のチームとともに「明確な用具基準の確立とテストの透明性向上が緊急に必要」と、見直しを訴えた。
連盟も「私たちの用具規定が、選手とサプライヤー(メーカー)にとって公平で明確な承認プロセスを保証するよう努力している。現在、競技場で使用されている全てのフォームとブラシヘッドは現在の仕様に基づいた範囲内で承認されている(24年6月の勧告)ものの、我々はスイープ用具の仕様の全面的な見直しの必要性を認めている」とした。
一方で「懸念している全ての公正性と完全性を順守するよう、機器の監視とテストを続けていく」と示すにとどめ、アスリート委員会を通じて選手らに意見を求める状況になっている。
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