大坂なおみ 逆転で3回戦進出、落ち着いたゲーム運びで世界ランク20位に勝利【全豪OP】

■テニス　全豪オープン　女子シングルス2回戦（日本時間15日、オーストラリア・メルボルン）

テニスの四大大会の今季初戦となる“全豪オープン”。過去2回制している大坂なおみ（27、世界ランク51位）は2―1（1−6、6−1、6−3）で世界ランキング20位のK・ムチョバ（28、チェコ）を逆転で破り、3回戦進出を決めた。

第1セットは相手のサーブや絶妙なドロップショットに対応できず、0−5と主導権を握られ1−6で先取された。第2セットは大坂のペースとなり6−1で奪い返し、セットカウント1−1に戻した。

第3セット、お互い4ゲームまでキープが続いたが5ゲーム目で大坂がブレイク、これで大坂の動きがよくなり、ムチョバを左右に振ると強烈なバックハンドでポイントを重ねていった。

ゲームカウント4−3で迎えた第3セットの8ゲーム目、大坂はムチョバに連続ポイントを奪われたが、イライラする姿を見せず、落ち着いたプレーで相手の流れを切ってキープした。

最後まで気持ちを切らさずに落ち着いたプレーを見せた大坂はセットカウント2−1でムチョバを下し、3回戦進出を決めた。試合後は大観衆の声援に「サンキュー」と感謝を述べて、カメラに「I Love you.Aus」と書き込んだ。

3回戦は元世界ランク4位、東京オリンピック™の金メダリスト、2024年4月に第1子を出産して復帰してきたB.ベンチッチ（27、スイス）との対戦となった。