◆ MLB4年目の今季はDH専任へ
シカゴ・カブスの鈴木誠也外野手(30)は指名打者を今季の主戦場とするようだ。現地時間18日、クレイグ・カウンセル監督が本拠地リグリー・フィールドでのファン感謝イベントにて明かした。
指揮官は「誠也はDHでの出場が多くなる」と話し、2022年のゴールドグラブ賞受賞者で今季新加入のカイル・タッカーが右翼に入り、中堅をピート・クロー・アームストロング、左翼を同賞3度のイアン・ハップが守る今季の外野陣を明言。誰かにアクシデントがあった場合は鈴木が外野手としてカバーするという。
また、指揮官は「今週に誠也と話し合い、理解と了承を得た」と説明。鈴木の代理人を務めるジョエル・ウルフ氏は昨年12月に行われたウィンターミーティングにおいて、DHではなく外野手として守備に就きたいという鈴木の希望を明かしていたが、首脳陣との会談をもって起用法を受け入れたようだ。
鈴木は2022年に入団してから右翼手のレギュラーを務め、同年は105試合、2023年は132試合に右翼手として出場。しかし、昨季は若手有望株のクロー・アームストロングが中堅手として台頭し、鈴木は押し出される形で後半戦からDHでの出場が増えた。
最終的に昨季は右翼手として72試合、DHとして59試合に出場。MLBでは初となる左翼手での出場も1試合あった。昨季8月16日から閉幕までの37試合で右翼を守ったのは1度のみだったが、DH専任となった同期間では打率.326、5本塁打、ナ・リーグ4位となるOPS.933の好成績をマークしていた。