ドルトムンにシーズン途中での指揮官交代の可能性が浮上しているようだ。20日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
エディン・テルジッチ前監督が昨シーズン限りで退任したドルトムントは、クラブOBであり、昨年1月からトップチームのアシスタントコーチを務めていたヌリ・シャヒン氏を新指揮官に据えた。迎えた今シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズで9位につけているものの、ブンデスリーガでは7勝4分7敗・勝ち点「25」の10位に低迷。直近ではリーグ戦3連敗を喫するなど、苦しい戦いが続いている。
こうした状況から、シャヒン監督の進退問題が浮上している模様。セバスティアン・ケールSD(スポーツ・ディレクター)やラース・リッケン最高経営責任者(CEO)は、3連敗を喫したフランクフルト戦後に36歳の青年指揮官への信頼を強調したが、現地時間21日に控えるCLリーグフェーズ第7節ボローニャ戦の結果次第では、解任という決断が下される可能性もあるという。
報道によると、ドルトムントはシャヒン監督の解任に備え、すでに後任候補として複数名をリストアップしているとのこと。その中には、昨年10月にマンチェスター・ユナイテッドを解任されたエリック・テン・ハフ氏の名前も含まれているという。同氏はドイツでの新たな挑戦に前向きではあるが、暫定監督しての短期契約ではなく、長期契約の締結を望んでいるようだ。
また、昨年9月までベンフィカを率いていたロジャー・シュミット氏や、ドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督の下でアシスタントコーチを務めるザンドロ・ヴァーグナー氏、シュトゥットガルトのセバスティアン・ヘーネス監督、かつてバイエルンやフランクフルト、ヴォルフスブルクを率いたニコ・コヴァチ氏らも後任候補と報じられている。