<卓球:全日本選手権シングルス>◇24日◇第4日◇東京体育館◇ジュニア女子準々決勝〜決勝、女子5、6回戦
昨夏のパリオリンピック(五輪)団体銀メダルの張本美和(16=木下グループ)が、高校2年生以下によるジュニア女子で史上3人目の3連覇を飾った。福原愛、石川佳純に続く快挙。準々決勝から2試合連続でストレート勝ちし、決勝で面手凛を3−1で破った。
その後は一般の部でも2戦連続でストレート勝利を収め、2年連続で8強進出。1日で5試合をこなし「試合が続いて落ち着いて喜ぶことはできなかったけど、うれしい気持ち」とほほ笑んだ。
勝利への執着心が、成長を支えている。前回は一般の部で自己最高の準優勝を収めたが「2位」の文言が引っかかった。
「来年はこの『2』を『1』に変えたい。勝って終わった方が気分も良い」
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今大会でジュニアに出たことも勝利への強い思いから。2部門で勝ち進めば、4日間で12試合と過密日程になるが「もう1回優勝したい」と決意は固かった。
男子で8強入りした兄智和からも「エントリーするだけでもすごい覚悟。重圧をはね返して勝ったのは素晴らしい」とたたえられた。
一般の部では史上最年少となる16歳7カ月での優勝がかかり、ジュニアとの2冠となれば88年佐藤利香以来2人目となる。2連覇中の早田ひなら強敵が集うが「まずは目の前の試合。優勝を目指して頑張りたい」と誓った。【藤塚大輔】
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