パナソニックは1月23日、フルサイズミラーレス一眼カメラ「LUMIX」の「DC-S5M2」「DC-S5M2X」「DC-S1」「DC-S1R」、マイクロフォーサーズミラーレス一眼カメラ「LUMIX」の「DC-GH7」「DC-G9M2」、Sシリーズレンズ「S-R1635」「S-E70200」「S-R70200」の静止画・動画の撮影機能と共有機能を向上するファームウェアのダウンロードサービスを開始した。
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Sシリーズレンズの新ファームウェアが提供開始
●自動認識AFに飛行機や列車の認識機能など
今回、ダウンロード提供が開始された新ファームウェアにより、「DC-S5M2」「DC-S5M2X」「DC-G9M2」では、航空機や鉄道の撮影を強力にサポートする飛行機認識・列車認識が追加される。
同機能では、被写体を高い精度で認識しつづけ、自由度の高いフレーミングで撮影できる。また、飛行機認識では「機体」と「機首優先」、列車認識では「先頭車両」と「主要部優先」の部位選択も可能で、車認識・バイク認識にも部位選択の認識が追加された。
「DC-S5M2」「DC-S5M2X」「DC-GH7」「DC-G9M2」では、任意のフレームを三つまで同時に表示できるようになる。フレーム表示のアスペクト比を維持したままで、拡大縮小や表示位置の変更が可能になる。
あわせて、「DC-S5M2」「DC-S5M2X」「DC-G9M2」には、画像の中央部を切り出して画質を劣化させることなく望遠効果を得られるクロップズーム、光学ズームとクロップズームを組み合わせて、ワイド端の焦点距離を変えずにズームリング操作のみで高倍率ズームができるハイブリッドズーム(「DC-G9M2」はクロップズームのみ)が追加される。
また「DC-S5M2」「DC-S5M2X」「DC-GH7」「DC-G9M2」では、SNSのショート動画などをシェアするのに最適な低ビットレートの動画形式であるMP4(Lite)に対応する。
さらに、「DC-S5M2」「DC-S5M2X」「DC-GH7」「DC-G9M2」では、カメラとスマートフォンの接続がより速くなり、スムーズなSNSへのシェアが可能になる「LUMIX」向けスマートフォンアプリ「LUMIX Lab Ver.1.3」を利用できるようになる。
Bluetoothで接続したスマートフォンをシャッターリモコンとして使用する写真撮影、動画記録の開始・停止の操作や、無線LANで接続したカメラをリモート制御して、ライブビュー画面をスマートフォンの画面に表示した撮影、露出やホワイトバランスなどの基本設定、オートフォーカスの操作や写真撮影、動画記録などのスマートフォンからの操作が可能になる。
また、「DC-S5M2X」と「DC-GH7」では、「LUMIX Lab」経由でのライブ配信設定機能にも対応する。
そのほか、「DC-GH7」へのレンズExif情報の追加、「DC-S1」「DC-S1R」におけるSシリーズレンズ「S-R1840」使用時のメッセージ表示およびレンズExif情報の追加、「S-R1635」「S-R70200」におけるズーム中の像面位相差AFの性能向上、「S-E70200」「S-R70200」におけるLEICA製マウント用テレコンバーターとの互換性の向上が行われる。
なお、ファームウェアは「LUMIX」のサポートページからダウンロードできる。