SNSで「無党派層」にアピール=都議選へ発信強化―都民ファ顧問・乙武氏

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2025年01月25日 19:01  時事通信社

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インタビューに答える乙武洋匡氏=22日、東京都新宿区
 地域政党「都民ファーストの会」顧問でSNS戦略を担当する作家の乙武洋匡氏(48)は、時事通信のインタビューに応じた。乙武氏は「SNSの発信で、投票先を決めていない無党派層の選択肢(の一つ)になりたい」と話し、都議選(6月13日告示、22日投開票)に向けてユーチューブなどでの発信を強化する考えを明らかにした。

 選挙とSNSを巡り、昨年の都知事選や兵庫県知事選などで関係者への誹謗(ひぼう)中傷や誤った情報の拡散が問題となった。

 乙武氏は「都民ファは発信する情報が正確かどうかを徹底して確認している」と強調。SNSの影響力を踏まえ、「利用者も情報が本当なのか疑うことを意識する必要がある」と指摘した。

 都民ファはSNSに関する取り組みとして、ユーチューブで都民ファが取り組む政策を解説したり、特別顧問の小池百合子知事が出演する番組を配信したりしている。

 一方、乙武氏は「SNSでのやりとりがギスギスして、政治に触れるのが怖いという印象を持つ人が多くなっている」と分析。無党派層からの支持拡大に向け、「都民ファは考えの違う人とも建設的な討論をすることを伝えたい」と訴えた。

 都議選を見据え、昨年の都知事選で2位に食い込んだ前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏が新党を設立。ただ、1月の記者会見で石丸氏は「党として実現する政策はここでは出さない」と表明した。乙武氏は「われわれが打ち出したいのは政策で、石丸新党とは逆だ」とし、政策本位で選挙戦に臨むことで差別化を図る考えを示した。

 SNSは国政選挙でも影響力が増しており、昨年の衆院選では効果的に活用した国民民主党が躍進した。乙武氏もSNSを通じ、「新鮮味も安定感も出し、都民に寄り添った政策を実現してきたことをアピールしたい」と語った。 

このニュースに関するつぶやき

  • 国民民主党あたりと票の奪い合いになると思う。まあ僕はそんなの無視して立憲民主党の候補者に投票することになると思うけど。
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