イスラム組織ハマスは、イスラエルとの間のガザ地区での停戦合意に基づき、人質4人を解放しました。今回の停戦合意で人質が解放されるのは2回目です。
ハマスは25日、おととし10月のイスラエルへの奇襲攻撃の際に人質として連れ去ったイスラエル兵の女性4人を解放しました。解放の際、4人は銃を持ったハマスの戦闘員に連れられガザ市内中心部の広場のステージに並び、周りにも多くの戦闘員が配置されていました。その後、4人はイスラエルに帰還し、家族と再会しました。
19日に発効した停戦以降、ハマスが人質を解放するのは2回目です。
これを受けてイスラエル側は、拘束していたパレスチナ人200人を釈放しました。
一方、イスラエルの首相府は声明で、今回解放された人質に当初予定されていた民間人が含まれていなかったとして、ガザ北部への住民の移動を認めないと表明しました。
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ロイター通信によりますと、ハマス側は、この民間人は次回の身柄交換で解放するとしていて、「イスラエル側が停戦合意の履行を遅らせている」と非難しています。
停戦は3段階で進められる予定で、恒久的な停戦につながる第2段階に向けた協議は近く始まる見通しです。