ラ・リーガ第21節が25日に行われ、バジャドリードとレアル・マドリードが対戦した。
ここまで20試合を消化したリーグ戦で14勝4分2敗を記録し、勝ち点「46」の首位に立つレアル・マドリード。先にゲームを終えた2位アトレティコ・マドリードが引き分けたため、“白い巨人”にとって今節はライバルを引き離すための重要な一戦となる。現在同クラブは直近の公式戦12試合で1敗のみと絶好調。最下位に沈むバジャドリード撃破に向け敵地へと乗り込んだ。
試合序盤はバジャドリードが立て続けにチャンスを創出。立ち上がりから幸先の良いスタートを切る。それでも30分にスコアを動かしたのはレアル・マドリードだった。ロドリゴが左サイドからカットインし、ダニ・セバージョスを経由してフェデリコ・バルベルデがバイタルエリアにパスを供給。キリアン・エンバペがワンタッチでジュード・ベリンガムに繋ぐと、ワンツーの形でDFラインを攻略。リターンをダイレクトで流し込み、アウェイチームが先制に成功した。
前半終了時点でレアル・マドリードは支配率76パーセントをマーク。シュート数も12本を記録したが、枠内数は2本と寂しい数字に。アディショナルタイムには一触即発のシーンも生まれ、ゲームは荒れ模様でハーフタイムに突入した。
そんななか、57分に再びエンバペが輝きを放つ。バルベルデが自陣でインターセプトし、こぼれ球を拾ったセバージョスがエンバペとのワンツーからロドリゴにパス。一気にカウンターへと転じると、エンバペが猛烈な勢いでロドリゴの外側を駆け上がる。ペナルティエリア内でボールを受け、トラップから右足でコントロールショット。鮮やかにネットを揺らして追加点を挙げた。
終盤にはボックス内でベリンガムが相手と交錯し、レアル・マドリードがPKを獲得。エンバペが沈めてハットトリックを達成した。結局、そのまま試合は3−0で終了。レアル・マドリードが勝ち点「3」を積み上げた。次節は来月1日に行われ、バジャドリードはアウェイでビジャレアルと対戦。レアル・マドリードはアウェイでエスパニョールと対戦する。
【スコア】
バジャドリード 0−3 レアル・マドリード
【得点者】
0−1 30分 キリアン・エンバペ(レアル・マドリード)
0−2 57分 キリアン・エンバペ(レアル・マドリード)
0−3 90+1分 キリアン・エンバペ(PK/レアル・マドリード)
【ハイライト】エンバペがハットトリック! バジャドリード 0−3 レアル・マドリード