フジテレビは27日、中居正広氏の女性トラブルに同局員の関与を指摘する一連の問題を受けた記者会見を開催した。港浩一社長、嘉納修治会長が辞任し、アニメ畑出身の清水賢治専務が新社長となることが発表された。フジテレビは近年、アニメ枠に注力しており、今回の人事にネット上では「アニメチャンネルになるのか?」「アニメに力を入れそう」などの声が出ている。
【写真】頭を下げるフジ経営陣…新社長の姿も 会見中の速報写真 新社長の清水氏は、アニメ『Dr.スランプ アラレちゃん』『ドラゴンボール』『ちびまる子ちゃん』『ゲゲゲの鬼太郎』『幽☆遊☆白書』『みどりのマキバオー』『こちら葛飾区亀有公園前派出所』などの企画・プロデュースに関わっている。
アニメ畑で数多くの人気作品に関わってきた人物で、ネット上では「清水賢治が社長に就任するならもっとアニメに力を入れてくれ。ゴールデンタイムに復活とか」「昔からフジテレビのアニメのクレジットに必ず名前があったほどの名プロデューサーじゃないか! バラエティーの港社長からアニメの清水社長に代わったわけだね」「新社長、清水賢治さんかよ。 アニメ好きの昭和キッズを絡め取りに来たな」「フジテレビの新社長が清水賢治ならアニメ枠が増えるな 若い世代が見られる時間にアニメもってこい」などと反応。
アニメファンからは早くも期待の声があがる一方、「後任清水賢治さんか アニメ畑出身が社長になるのは嬉しいことのはずなんだけどな…」「騒動の影響でアニメのイメージ悪くなるから、つらい」「90年代のフジテレビのアニメは本当にすごいのばかりだったけどそれを手がけた人が最悪の状況で社長になるのか」「フジテレビ、清水賢治社長ってアニメチャンネルになるんか?」などと不安視する声も出ている。
フジテレビは近年、アニメに注力している。特に深夜アニメ枠「ノイタミナ」の放送枠を2025年4月より大幅に変更することを昨年12月に発表しており、2005年の放送枠設立より日付が変わった深夜帯での放送だったが、放送20周年を記念して現在の毎週木曜深夜0時55分から、午後11時台へ変更する。
これまでも度々変更はあったが、午後11時台の放送は20年の歴史で初となり、新たなノイタミナ枠の記念すべき1作目は『謎解きはディナーのあとで』を放送。多くの名作アニメを届けてきた「ノイタミナ」枠だったが、今回の清水氏の新社長就任により、アニメ部門に注力が加速していきそうだ。