深い森の樹木、豊かな海、美しい珊瑚などの壮大な自然を想起させるとともに、どこまでもつながる水平線のように、落ち着いた中にも確かな希望を感じさせる色です。
今回は、WEARに投稿されたコーディネートの例を紹介しながら、色づかいのコツを解説します。
スウェットとパンツのシンプルなコーディネート
プルオーバーのスウェットは普段着の定番アイテムの1つ。使い勝手がいい色は黒ですが、ホライゾングリーンのような濃いグリーンもおすすめです。
この写真で使っているのは、軽くてシワになりにくい素材のプルオーバー。スッキリとしたシルエットとなっており、サイドスリット入りでキレイめにも着られます。ストレートシルエットの黒いパンツを合わせ、シンプルにまとめたコーディネートです。
|
|
ジャガード生地のショート丈シャツを主役に
先ほどと同じホライゾングリーンと黒の配色も、トップスをショート丈にすると印象が違って見えます。
この写真は、レースアップデザインが印象的なジャガード生地のモードなショートシャツとハイウエストワイドパンツを合わせたコーディネート。このシャツのカラー展開にはモードな黒や女性らしいワインレッドもありますが、グリーンを取り入れたことで知的でクールな印象に仕上がっています。
グリーン×ブラック配色にグレーのチェック柄をプラス
ホライゾングリーンは黒と好相性。シルバーを加えるとカジュアルに、グレーのチェック柄を加えるとオフィススタイルになります。
この写真は、ベーシックなリブタートルニットとグレーのチェック柄テーパードパンツ(裾に向かって徐々にシルエットが細くなるパンツ)に、黒いカーディガンを羽織ったスタイル。パンプスとベルトを取り入れて、オフィススタイルにぴったりのコーディネートとなっています。
|
|
ロゴやバッグでホライゾングリーンを取り入れる
ホライゾングリーンは、スウェットやニットなどのトップスで取り入れやすい色ですが、分量を少なめにして取り入れる方法もあります。
この写真は、クリーム色のセットアップに、スウェットプルオーバーのロゴとバッグでグリーンを取り入れたコーディネート。グリーンの分量は少ないですが、アクセントとなっています。
ホライゾングリーンと相性のいい色
4つのコーディネートでご紹介したように、ホライゾングリーンは、黒、シルバー、グレー、クリーム色と好相性。そのほか、ミントグリーンやペールグリーン、ブラウンやマスタードイエローとも合わせやすく、意外と使い勝手のいい色です。皆さんも、色づかいを工夫してみてくださいね。松本 英恵プロフィール
カラーコンサルタント歴20年。パーソナルカラー、カラーマーケティング、色彩心理、カラーセラピー、ラッキーカラー(色占い)などの知見を活用し、カラー監修を行う。執筆、メディア出演、講演、企業研修の講師など幅広く活動。近著に『人を動かす「色」の科学』。(文:松本 英恵(カラーコーディネートガイド))
|
|