新テーマパーク「ジャングリア沖縄」7.25オープン! アトラクションやチケット代など詳細発表

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2025年01月28日 21:40  クランクイン!トレンド

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「JUNGLIA OKINAWA」全概要発表記者会見の様子  クランクイン!
 沖縄北部に誕生する新テーマパーク「JUNGLIA OKINAWA(ジャングリア沖縄)」の全概要発表記者会見が、1月28日(火)に行われ、開業予定日が7月25日(金)と発表された。アトラクションなどの施設詳細やチケット料金が明らかになった本発表会には、第103代内閣総理大臣・石破茂氏も駆けつけた。

【写真】「ジャングリア沖縄」チケット料金一覧

■TDRやUSJとは異なるテーマーパークに

 いよいよオープン日が発表された「ジャングリア沖縄」は、やんばるのジャングルの中に姿を現す大型テーマパーク。パーク総面積約60ヘクタールの広大な敷地の中に、22個のアトラクションと、15個の飲食施設、10個の物販施設を有し、アトラクション、エンターテイメント、スパ、レストラン、ショップを楽しめるさまざまな体験を用意する。

 本テーマパークは、入場チケット(フリーパス)制での運営を予定。1Dayチケットでアトラクション、レストラン、ショップなどの体験をすべて楽しむことができ、入場料のほか、アトラクションをスムーズに楽しめるチケットなどを今後販売予定だ。

 チケットは、国内在住者と一般料金で価格が変わる。国内在住者は、1Dayチケットが大人6930円/子ども4950円、スパチケットが大人2640円/子ども1540円に対し、一般料金(非国内在住者)は、大人8800円/子ども5400円、スパチケットが大人3080円/子ども1870円となる。

 関西大学が発表した「ジャングリア沖縄」の経済波及効果は、開業からの15年で約6兆8080億100万円、雇用創出は88万1531人と試算されている。刀とジャパンエンターテイメントは、「ジャングリア沖縄」を沖縄県内だけでなく日本の観光にとって大きな影響を与えるプロジェクトへと成長させ、観光立国日本へ向けて日本経済活性化に貢献していくという。

 本発表会に登壇した刀代表取締役CEOの森岡毅氏は、東京ディズニーリゾートやユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどの既存のテーマパークは「週末の外出先を考える消費者の本能に刺さるように作られている」と語る。それらも「素晴らしいパーク」だと前置きしつつ、ローカル人口の多い東京圏や関西圏とは異なる沖縄に同じようなテーマーパークを作ってもうまくいかないとコメント。それを踏まえて今回誕生する「ジャングリア沖縄」は、「テーマパークとして選ばれるのではなくて、旅行の文脈の中で選ばれるべき」と語る。

 続けて、本パークを一言でいうと「沖縄旅行を最高にするテーマパーク」と説明。人々が旅行に求める“興奮・贅沢・解放”を凝縮して“Power Vacance!!”というコンセプトができたという。

 また、観光収入が地域を循環しない“ザル経済”問題を抱える沖縄。特に、子どもの貧困率の高さは全国平均の約2倍となっている。ジャパンエンターテイメント代表取締役CEOの加藤健史氏は「地域のブランド価値を向上し、ジャングリアから観光人材を育成すること、また『ジャングリア』を起点に、 交通渋滞対策や利便性の改善、さらには『ジャングリア』が消費者価値を生み出す地域の稼ぐ力に貢献することで課題を解決し、日本の観光産業発展を目指していきたいと考えております」と語る。

 さらに本発表会には、第103代内閣総理大臣・石破茂氏もあいさつに駆けつけた。第二次世界大戦末期には悲惨な地上戦のあった沖縄。そんな歴史を踏まえ、沖縄に暮らす県民たちに幸せに実感してもらうことが「国家の使命」だと語る。「政府として、あるいは与党として沖縄そして北部の発展のために尽力してまいりましたが、その実現に向けて、『ジャングリア』の開業が大きな意義を持つと考えています」とコメントした。

 加えて、沖縄北部エリアに観光の恩恵が行き届いていないことにも触れ、「国といたしましても、美ら海水族館、『ジャングリア』沖縄へのアクセス改善を図りますために、南部からつながります名護東道路延伸の早期実現に向けて、年度内には概略ルート案を決定いたしますとともに、周辺の渋滞対策、2次交通の確保にも力を入れてまいります。また、鉄軌道というものを作るということにつきましても、いろんな考え方がございます。沖縄の発展のために、わたくしども尽力をいたしてまいりたいと考えているところでございます」と語った。

 「ジャングリア沖縄」の入場チケットを含む旅行パッケージは、ジャングリア沖縄公式サイトでの販売に先駆け、1月29日(水)からJTB商品取扱店および旅の予約センターで先行販売を開始する。

 アトラクションやレストラン、スパの詳細は以下の通り。

■施設詳細

■エントランス

 パーク入口では沖縄由来の多種多様な植物を巨大な大木に見立てた、ユニークで壮大なシンボルツリーがゲストをお迎え。デイゴやガジュマル、ヤエヤマヤシなど生命力溢れる植物と、本物と錯覚するかのような幹が織りなす荘厳なツリーが唯一無二の存在感を放つ。季節によって変わる咲き誇る花々が、特別な思い出を刻むパークでの体験の始まりを演出する。

■インフィニティ テラス

 レストランやショップが集まるエントランスビレッジには、パーク全体を見渡せる開放的なテラスがある。高低差のあるダイナミックなパークの地形のなかでも、最も高い場所に位置するテラスから臨む大自然の絶景には、遠くに優雅に浮かぶ気球や、巨大なブラキオサウルスの姿も。人生最高に心が昂る“Power Vacance!!”を象徴する景色だ。

■アトラクション詳細

■ダイナソーサファリ

 大生物が施設を破壊し脱走!? 状況確認・事態制圧のミッションを負って、熟練ドライバーが運転する12人乗りの大型オフロード車に乗り込んで向かった先は、20頭もの恐竜がいる生息地。壮大なジャングルの木々よりもはるかに大きい約19m(ビル7階建て相当)の巨大なブラキオサウルスや、背中の突起が特徴の大型ステゴサウルス、3本の角が特徴のトリケラトプスなど、迫力ある恐竜たちに最短1mの距離まで接近し、楽しみながらジャングルの奥深くへ進んでいく。激しい咆吼(ほうこう)に振り返れば、すぐそこには最内の肉食恐竜T-REXが!生い茂る亜熱帯の植物に阻まれながら、大型オフロード車のハンドルさばきも見事にジャングルの悪路の中を爆走するも、猛スピードで襲ってくるT-REXから逃げられるか!?何が起こるかわからない、ハラハラドキドキの極限の大興奮が待っている。

・アトラクション面積:約4万5000平方メートル
・体験時間:約17分
・遭遇する恐竜:20頭

■ファインディング ダイナソーズ

 ジャングルの中で迷子になってしまったパキリノサウルスの赤ちゃんを探す、子どもから大人まで深く記憶に残る物語に出会えるアトラクション。自らの足でジャングルを踏み分け、最強の尾をもつアンキロサウルスや、最大級の翼竜ブテラノドンなど6頭の赤ちゃん恐竜と遭遇し触れ合う。ゴツゴツした足場の神秘的な洞窟や、木々生い茂るトンネルをくぐり抜けたり、ユラユラと揺れる吊り橋を渡ったり、自身でトロッコを運転したりしながら特徴的な分厚い鼻を持つ迷子の赤ちゃん恐竜を探す。

・アトラクション面積:約84200平方メートル
・体験時間:約14分
・遭遇する恐竜:7頭

■ホライゾン バルーン

 直径約23mの巨大な気球に乗りこんで見渡すのは、360°すべてがここでしか手に入らない大自然の雄大な絶景。生命力あふれるやんばるの木々と、高度を増すごとに少しずつ現れるエメラルドグリーンの海が陽光を浴びて輝いて見えてくる。晴れ渡る昼間の真っ青な空も、ピンクからオレンジへのグラデーションが美しい夕暮れのマジックアワーも、時間帯によって違った表情を見せる絶景は何度見ても感動を味わえる。ホライゾンバルーンでは、日本では珍しいガス気球を採用することで、独特の浮遊感と、ラグジュアリーな空の旅にふさわしい安定飛行を体験することができる。標高200mを越える上空の澄み切った空気のなかでスパークリングワインのグラスを優雅に傾けながら、ゆったりとゴンドラで寛ぐ贅沢な時間は、人生に刻まれる旅の思い出となるだろう。

・アトラクション体験時間:約10分

■ジャングルエクストリームズ

 身体ひとつで手つかずの大自然に文字通り“飛び込む”体験が味わえるアトラクションエリア。約4万5000平方メートルの広大なジャングル中で、絶叫ともに圧倒的な解放感が待ち受ける「エクストリーム」な超興奮体験を7種類用意してゲストを迎える。ビル7階建て相当、高さ約19mのそびえたつタワーを中心に、最大落差約34mの深い渓谷や、生い茂る森などに飛び込んでいく。

■スカイフェニックス

 約19mの高さから、目の前に広がるやんばるの大自然に向かって両手を広げて生身でダイブ! 鳥のように沖縄の空を高速で駆け抜ける。約280mの滑空はまさに空を飛ぶ”体験。強烈な爽快感に包まれる。

■タイタンズスウィング

 高さ約18mの巨大な4人用ブランコに乗ったら、後ろ向きに引かれみるみる上昇。高さを実感しドキドキしながら自身のタイミングで風を切って高速でスウィング。見える景色はさっきまで目の前にあったジャングルから、晴れやかな壮大な空の青へと変わっていく。

■バンジー グライダー

 地上約20mのタワーに立ち、覚悟を決めようとしたその時、足下の床が突然外れて急落下。大絶山が南国の空に響きわたる。さらにただ落下するだけでなく、ぶらりんの状態から、そのまま一気に前へ放り出される。上下に飛び跳ね、揺られながら想像もしなかった動きに身を任せてアドレナリンは制御不能に。

■ヒューマンアロー

 うしろに思いっきり身体ごと引っ張られて、猛スピードで上空に向かって放たれる。前へ、後ろへゴムの特性を活かしてグワングワンと行ったり来たり。大自然を独り占めできる興奮体験です。

■グラビティドロップ

 約19mの高さで、宙吊りにされている状態から突然フックが外され背中から真っ逆さまに急落下。まさに全てが開放され、ただ重力だけに身を委ねる。勇気を振り絞って挑戦したその視界に見えるのは、南国の真っ青な空。ネットにやさしく包まれ着地したときには、この極限のスリルと奮がやみつきに。

■スカイエンドトレッキング

 全長約84mの長い長い吊り橋を、手に汗握りながら、一歩、また一歩とロープを頼りに“空を歩ぐ“アトラクシヨン。踏み板の隙間からは、はるか下に吸い込まれそうなジャングルの谷底が待ち構えている。さらに行く手を阻むいびつな形の踏み板の数々。最大約34mの高低差がある渓谷の上を歩くあなたの足は想像よりもグラりと揺れる。

■ツリートップトレッキング

 手つかずのワイルドなジャングルの上にかかる吊り橋を渡るファミリー向けアトラクション。次の踏み板との大きな隙間を見ながら、足場を渡るドキドキ。大自然の冒険にワクワクがとまらない。子どもたちの手を引きながら、時には子どもたちを見守りながら。

■バギーボルテージ

 アップダウンの激しい大自然のオフロードを本格バギ一で疾走する爽快なアトラクション。森の奥からは、アドレナリンが体中から湧き出るほど豪快なエンジン音が響く。ここでしか出会えないガジュマルやデイゴ、ヤエヤマヤシなどの沖縄ならではの木々の生命力を感じながら、力いっぱいハンドルを握り、アクセルペダルを全開で踏みながら全速力で駆け抜ける。バギーボルテージには、子どもから大人まで楽しめるジャングルの大自然を走る「バギーボルテージ〜ファンアドベンチャー コース〜」と、唸りを上げるパワフルなバギーで急斜面や大自然に広がる難コースに挑戦する「バギーボルテージ〜アドレナリンチャレンジコース〜」の2種類のコースがある。

 この他にも、屋外ステージ「BREEZE ARENA (ブリーズアリーナ)」で行われる昼と夜の2大エンターティメントショーや、生の音楽と大迫力のアクロバットが楽しめるステージ、広大なパークを周遊する移動手段をもエンターテイメントに変え大自然の風を感じるトラム型アトラクション「ヤンバルクイナ」など沖縄の動物たちをモチーフにしたインタラクティブな屋内アトラクションなど、その地にしかない体験を通して生まれる”興奮”と本物の自然に没入する”贅沢”を、旅の1日を通して体験できる。

 そして、旅を締めくくるのは、遮るものがない沖縄の満天の星空を彩る盛大な花火。赤や黄、青、緑、そして白。パークに響く音楽にシンクロし、無数の花々が次々に咲いて視界を埋めていく。南国の風を感じながら見上げるその光景は、この上ない贅沢な時間を感じさせてくれる。

■レストラン

■パノラマダイニング

 店内に足を踏み入れると目の前に現れるのは、息をのむほど雄大なジャングルと青空のパノラマが広がる絶景。エントランスビレッジに位置するパノラマダイニングは、パークの贅沢な景性を一望できるレストラン。天井の高い全面ガラスが続いた開放的で広々とした店内に、鳥かごに見立てたオープンエアーのネスト席(鳥の巣)を有する。沖縄県産の食材をふんだんに使用したメニューは、シェフの斬新なアイデアによって食材の新たな魅力を引き出す。夕暮れのグラデーションや、南国の夜空を彩る花火、時間とともに変わる景色、大自然と五感が響き合う食体験を届ける。

■ワイルドバンケット
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 パーク中心部に位置するのは、ワイルドで活気に満ちた屋外レストラン。ヤシの木々や色鮮やかな熱帯植物に囲まれた、南国リゾート感あふれる空間が広がる。沖縄県産の食材が豪快にグリルされるライブキッチンでは、見た目も味もワイルドなメニューが楽しめる。バンケットの活気と南国の心地よい風を肌で感じるテーブル席で、旅のひとときに活気を添える食事を楽しめる。

 「ジャングリア沖縄」には上記を含む15の飲食施設がパーク各所に点在し、思わずワクワクする食体験を提供する。また、エントランスビレッジに位置する「VILLAGE BAZAAR (ビレッジバザール)」をはじめ、10の物販施設を備える。

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  • おきなわってなんとなくテーマパークに向かない土地じゃないかっていう気がする。
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