きのう、埼玉県八潮市で道路が陥没し、トラックが転落した事故。発生から24時間以上たった現在も、運転手の男性の救助には至っていません。現場から中継です。
道路が陥没した八潮市緑町の交差点です。陥没被害が拡大しているほか、ガス漏れの危険性もあるため、現場周辺には避難勧告が出されていて、私たちも穴から200メートルほど離れた安全な場所からお伝えしています。
見えているのは転落していたトラックの荷台部分で、未明に引き上げられました。しかし、救助活動は中断したままです。
事故が起きたのはきのう午前10時前で、直径およそ5メートル、深さおよそ10メートルにわたって道路が陥没し、トラックが転落しました。
男性運転手の救助活動は運転席部分が水につかってることから中断していて、男性の容体も分かっていないということです。
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また、被害も拡大しています。午前1時にはトラックの引き上げ作業中に、すぐ近くで新たな陥没が発生。その後、穴が広がる様子も断続的に確認されています。
埼玉県ではけさ、緊急の対策本部会議が開かれました。
埼玉県 大野元裕 知事
「今後、陥没が拡大をする可能性を否定できません」
大野知事は陥没した原因について、「下水道管が腐食し穴ができ、土砂が押し流され、空洞ができた可能性がある」としています。
市民の不安も広がっています。
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八潮市民
「子どももいるし、水道が使えなくなったりしたら結構不安です」
現在、下水が流れていないおそれがあり、マンホールなどから下水があふれ出るおそれがあるということです。
そのため、県は周辺でバキュームカーを活用しているほか、9市3町の住民に対し、洗濯や風呂などの利用を控えるよう呼びかけています。