リヴァプールを率いるアルネ・スロット監督が、デビュー戦で一発退場となったU−20イングランド代表DFアマラ・ナロに言及した。29日、クラブ公式サイトが伝えている。
チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第8節(最終節)が29日に行われ、リヴァプールはPSVと対戦。28分にコーディ・ガクポのPK弾で先制すると、35分には同点に追いつかれたが、40分にハーヴェイ・エリオットが勝ち越しゴールを決めた。しかし、前半終了間際に立て続けに2失点すると、最後まで追いつくことはできず。2−3で敗れ、リーグフェーズ全勝とはならなかったが、首位で決勝トーナメント進出を決めている。
2023年8月にウェストハムの下部組織からリヴァプールの下部組織に加入した現在18歳のナロは、この試合に83分から起用され、待望のトップチームデビューを果たした。しかし、直後の87分に裏に抜け出されたヨハン・バカヨコをファウルで止めてしまい、レッドカードが提示されて退場となってしまった。
試合後、ほろ苦いデビュー戦となったナロについて聞かれたスロット監督は「残酷だね。彼はまだトップチームでプレーしたことがなく、チャンピオンズリーグのようなレベルでデビューするのは、おそらくデビューの中で最も難しい方法だったと思う」と擁護しながら、今後の奮起に期待を寄せた。
「彼はその状況を誤解したと思うが、それはこのレベルでも、プレミアリーグのレベルでもすぐに問題になってしまう。だから、彼にとっては学ぶべき大きな瞬間でもある。確かに残酷ではある。試合終了10分前に『うわー、チャンピオンズリーグでデビューするんだ』と思ったら、その数分後にレッドカードで退場になったのだからね。それは常に難しいことだ」
「しかし、キャリアというのは基本的に常に良いことばかりではなく、悪いこともある。彼はチャンピオンズリーグで2回目の出場をできるように懸命に戦わなければならない。それは簡単なことではないと思うが、彼がそうなることを願っている」
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