キングマン産駒のプリティディーヴァ(牝3、美浦・田中博康厩舎)が、土曜東京10Rのクロッカスステークス(3歳・リステッド・芝1400m)で無傷の3連勝を狙う。
プリティディーヴァは父Kingman、母Assurance、母の父Teofiloの血統。父は現役時代にG1を4勝。種牡馬としてもペルシアンキング(Persian King)やパレスピア(Palace Pier)など続々と大物を送り出しており、日本ではシュネルマイスターの父として有名だ。一方の母系も優秀で、叔父のギアアップ(Gear Up)は20年の仏G1・クリテリウムドサンクルーを制している。
ここまで2戦2勝。昨年6月の東京の新馬(芝1400m)を1番人気に応えて勝利。番手から抜け出すと、追ってきたダノンブランニューをクビ差しのぎ、先頭でゴールを駆け抜けた。そして2戦目のダリア賞は中団から悠々の差し切り。相手関係に恵まれたことは間違いないが、まだ底を見せていないのも事実だ。
今回は休み明けに加え、メンバーレベルもグンと上がっている。とはいえ、大舞台を目指す上では通過点としなければいけない一戦となる。クラシック登録は桜花賞のみ。桜舞う仁川に向けて、しっかりと結果を出してほしい。