彼らが今年の日本を引っ張る! 2025年にブレイクが期待される"新しい顔"25人を週プレが独自に選出! スポーツ、政治、芸能、文学などなど各分野できらめく才能を発見してほしい! 今回は学者と経営者から、輝く人物を紹介!【2025年の新しい「顔」25人】
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■イソギンチャクを愛する新種ハンター!
泉 貴人 Takato IZUMI
〈分類学者〉
東大理学部在籍時に新種であるテンプライソギンチャクを命名したことを皮切りに、分類学者としての才能が開花。研究のキャリアはわずか10年強ながら、新たに発見したイソギンチャクは驚異の24種! YouTube『水族館マスター・クラゲさんラボ』でも精力的に発信に取り組む。初の著書『なぜテンプライソギンチャクなのか?』(晶文社)は、東大落研仕込みのべらんめえ口調で研究人生をしゃべり倒した、類を見ない読み味の快著
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■怪物級の生産量を誇る20代の研究者
佐藤竜馬 Ryoma SATO
〈AI研究者〉
国立情報学研究所に所属する28歳のAI研究者。「研究の幅がとにかく広い。グラフ機械学習といった基礎的な分野が専門かと思いきや、自然言語処理の面白い論文も出している。その上、アウトリーチも積極的に行なっており、2023〜24年にかけて専門書の単著を3冊も出している。量、質共に信じられない生産量の、有望な若手」(AI研究者)。高校時代には国際情報オリンピック日本代表の経験もある
■目指すは数百万円台で行ける宇宙遊覧!
岩谷圭介 Keisuke IWAYA
〈岩谷技研CEO〉
小さい頃の夢は発明家で、憧れの人物は映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のドク博士。そんな岩谷氏が挑むのは、気球による宇宙遊覧。今年4〜6月頃に宇宙遊覧フライトを予定しており、実現すれば気球による商用フライトとしては世界初の偉業となる(岩谷技研調べ)。現在の価格は2400万円だが、今後10年で数百万円台まで下げたいと野心をのぞかせる。週末にふらっと宇宙を見に行く未来は意外と近いかも?
■「完全自動運転」システムを開発中の凄腕AIプログラマー
山本一成 Issei YAMAMOTO
〈チューリングCEO〉
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かつて将棋プログラム「ポナンザ」を開発し、佐藤天彦名人(当時)を下したプログラマーは今、完全自動運転に心血を注いでいる。「従来は『AならBする』といったルールベースでアクセルやブレーキをかけるアプローチが主流でしたが、チューリングは大規模なデータを学習したニューラルネットワークを用いたシステムを開発している。自動運転の実現方法として生成AIにベットするという思い切りの良さがすごい」(AI研究者)