英国のヘンリー王子(40)が、2023年に発売した回顧録でコカインなど過去の薬物使用を告白したことを巡って起きたビザ問題が、トランプ政権下で再審査されることになり、米国追放問題が再熱している。
保守系シンクタンクのヘリテージ財団が、王子がビザを申請する際に過去の薬物使用について虚偽の証言をした可能性があるとして、ビザ承認が規定の手続き通り行われたのかどうか明らかにするため記録の開示を求めて米政府を提訴していた。同財団は、バイデン前政権に保護されていた可能性にも言及していが、移民書類の記録は非公開にすべきだとの判決が下され、昨年9月に敗訴した。
しかし、英デイリー・メール紙によると、同財団はトランプ政権下で新たな訴訟の手続きを行っており、首都ワシントンの連邦地方裁判所のカール・ニコルズ判事が2月5日に審問を行うことを決め、ヘンリー王子と財団がそれぞれ証言することになったという。財団は「トランプ大統領は厳格な国境管理の施行という新しい時代を先導している。ヘンリー王子は違法薬物の使用を認めたため、全面的に責任を問われるべき」「大統領には移民記録を公開する法的権限がある」などとニューヨーク・ポスト紙に語り、トランプ大統領に介入を求める意向を示していた。
米国ではビザ申請の際に現在および過去の薬物使用について尋ねられ、薬物使用歴によってはビザ申請が却下される可能性がある。
トランプ大統領はヘンリー王子は「女王を裏切った」と非難し、選挙戦中に「大統領に就任したら、ヘンリー王子を守らない」と発言してた。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)
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