アイベックは1月30日、「既読スルー」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2024年8月25日、成人男女200名を対象にインターネットで行われた。
○男女共に既読スルーをしたことがある人がほとんど
「既読スルーをしたことがありますか?」と質問したところ、男女ともに約9割の人が「ある」と回答した。この結果から、ほとんどの人が既読スルーをした経験があることがわかった。
また、既読スルーをしたことがない男性は1割以下、女性は1割程度となっていることから、既読スルーをするのは珍しいことではないようだ。
○既読スルーをする理由
「既読スルーをしたことがある人はどのような理由でしたのか回答してください」と質問したところ、男女ともに、「面倒臭い」と回答した人が2割を超えて最多となった。スマホで気軽にメッセージを送れるのは便利だが、いつでも連絡が取れる分、やり取りがめんどくさくなりがち。とくに、「文字でのコミュニケーションが苦手」「相手と連絡頻度が合わない」といった場合、返信を面倒に感じて既読スルーしやすいのかもしれない。
男女ともに2位は「返信しなくてもいい内容だった」で、どちらも2割程度を占めていた。送られてきたメッセージが重要な話ではない場合、「次に会ったときに話せばいいや」と考える人もいるのかもしれない。また、既読マークは読んだことを知らせるサインと考える人もいるため、返信しなくてもいい内容のときは、既読マークだけをつけて終わらせる人もいるようだ。
男性の3位は「忙しい(16人)」で、「後で返そうと思って忘れた(14人)」という回答も同数程度となっている。仕事や学校などで忙しいと、LINEのチェックができても返信できない状況はよくこと。忙しさから返信を後回しにして、忘れてしまうこともあるかもしれない。
一方、女性の3位は「後で返そうと思って忘れた(14人)」で、男性と同じくLINEを読んだ後にそのまま返信を忘れてしまう人がいることがわかった。しかし、「しっかり内容を考えてから返信したかった(13人)」も同数程度を占めており、真摯に向き合っているからこそ、時間がかかってしまう人もいるようだ。
○既読スルーは何日までならしていい?
「既読スルーは何日までならしていいと思いますか?」という質問では、「2〜3日」と回答した人が男女ともに4割を超えて最多だった。次いで、「1日以内」が男女ともに4割を占めており、3日以内までならしても良いと認識している人が多いことがわかった。何日も返信がこないと不安になってしまうが、3日程度の既読スルーなら、それほど気にする必要はないのかもしれない。
○好きな人に対しても既読スルーをする?
「好きな人にも既読スルーをしますか?」と聞いてみたところ、「する」と回答した男性は6割以上、女性は4割以上いると判明した。好きな人に対しても既読スルーをする人は多く、女性よりも男性の方が好きな人でも既読スルーをする傾向があるようだ。
○好きな人にも既読スルーをする理由
好きな人に既読スルーをするのは何故か?と聞いたところ、男女ともに「後で返そうと思って忘れた(男性16人、女性10人)」と回答した人が最多だった。好きな人からの連絡でも、メッセージを読んだ後に返信を忘れてしまう人が多いことがわかった。
また、男性は「忙しい(12人)」「返信しなくてもいい内容だった(10人)」という回答がそれぞれ1割を占め、女性は「返信しなくてもいい内容だった(10人)」が1位と同数だった。日常生活の忙しさやLINEの内容が理由で、好きな人でも返信をしない人が少なくないようだ。
○好きな人に既読スルーされた時の対処法
「好きな人に既読スルーされたらどのような対応をすべきだと思いますか?」と聞いてみたところ、男女ともに1位は「何もしない」で、どちらも5割以上という結果に。しつこく連絡すると悪印象を与えることがあるため、あえて何もせずに様子を見る人が多いようだ。3日程度なら既読スルーをしても良いと考えている人は多いため、少し待ってみると返信がくる可能性はあるかもしれない。
2位は、男女ともに「違う話題を送る」で、どちらも1割程度の割合を占めていた。返信しづらい内容だったり、返信が必要ないと思われていたりする場合、既読スルーされることがある。既読スルーされたときは連絡を避けたいのか、内容が問題なのかわからないことが多いため、違う話題を送ってみて、返信がくるか試してみるという方法も良いのかもしれない。
男女ともに3位は「スタンプを送る」で、どちらも回答した人が1割程度を占めており、女性は「体調を気遣う」と回答した人も同数いた。メッセージよりもスタンプの方が気軽に送ることができるため、様子を見たいときにぴったりの対処法といえる。また、男性は忙しさから既読スルーすることが多いため、相手の体調を気遣うメッセージを送る女性が多いのかもしれない。(Yumi's life)