フィオレンティーナは、イタリア代表FWニコロ・ザニオーロと同国代表MFニコロ・ファジョーリの獲得に動いているようだ。1月31日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が報じた。
ザニオーロは半年間の期限付き移籍でフィオレンティーナの一員となることが決定的な模様。特定の試合出場(約50パーセント)を達成した場合、シーズン終了後の買い取り義務が発生する契約になりそうだ。
また、ファジョーリに関しては個人合意に達しており、買い取り義務が付帯した期限付き移籍でユヴェントスとのクラブ間交渉を行っているという。ユヴェントスが2000万ユーロ(約32億円)を要求しているのに対し、フィオレンティーナはベースの金額を下げてボーナス金額や将来転売時の割合によって合意をこぎ着けたいと考えているようだ。
現在25歳のザニオーロは、かつてフィオレンティーナのユースチームに在籍。その後はインテルなどを経て、2018年夏に加入したローマでブレイクを果たした。しかし、同クラブで2度の大けがを経験し、キャリアが停滞。2023年2月に喧嘩別れの形でローマからガラタサライへ完全移籍した。半年でトルコを去り、2023−24シーズンはアストン・ヴィラに期限付き移籍。2024年夏からはアタランタにレンタルで加入し、今季は公式戦23試合の出場で3ゴールを記録しているものの、先発は1試合にとどまっている。
一方、現在23歳のファジョーリは、2015年からユヴェントスのアカデミーに加入し、2021年1月にトップチームデビュー。2021−22シーズンはレンタル先のクレモネーゼで活躍し、ユヴェントスに復帰した翌シーズンは主力として活躍した。しかし、23−24シーズンは違法賭博による出場停止処分でシーズンの大半を欠場。チアゴ・モッタ監督が就任した今季も定位置確保には至っておらず、かねてより退団が噂されている。