【巨人】田中将大「大きくガラっと変えようとしている」初日からブルペンで1時間投げ込み、久保コーチによる徹底指導

■プロ野球　巨人春季キャンプ（1日、宮崎市）

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プロ野球キャンプが全12球団で一斉スタートした。巨人のキャンプ地である宮崎はあいにくの雨となり、練習は屋内の「木の花ドーム」で行われた。

楽天から新加入した田中将大（36）は、ウォーミングアップを終えると、上着を脱ぎ、「背番号11」を初披露。12時過ぎにブルペンに入ると、3m弱の距離からネットに向かって、ひたすらボールを投げ込んだ。その田中を久保康生巡回投手コーチ（66）がつきっきりで指導。2人の姿を阿部慎之助監督（45）は静かに見守っていた。

久保コーチはスマートフォンで投球フォームを撮影し、田中と2人で確認する姿も見られ、マンツーマンの指導は約1時間に及んだ。練習後、田中は「見た目も変わるだろうし、自分が投げてる感覚とか、そういったものは大分違いますね」と話し、「大きくガラっと変えようとしてるんで、大きな違いを感じてますけども、うまく投げられる時の感覚っていうのはすごくいいので、何とかモノにしたい」と、前向きに取り組む姿勢を見せた。

指導した久保コーチも「最初は重心なり体重移動なり頭の位置なりを伝えていったんだけど、最終的には田中が気になってる所に、自分で落とし込んでいったっていうのが、彼の中の収穫だったと思います」と太鼓判。田中も「良かったと思います。いい一日だった」と充実した表情で初日を終えた。