阪神の藤川球児監督が1日、春季キャンプ初日を終えて報道陣に取材対応した。
藤川監督は「2月1日というのは選手たちにとってのお正月と思っていたんですけど、今監督になってみると、また違った意味での正月 だったのかなという気はします。始まってみれば特に問題なく選手たちの状態も良く、非常に満足しています」とキャンプ初日を振り返った。
初日から早出練習があったが、藤川監督も見守った。「もし選手たちが故障してしまったりとか、打球が当たったりっていうことがあっては、監督という立場的に良くないなと思って。しっかり見させてもらう観点で早く出て来ました」と説明。
「オフシーズンから選手たちに課題、宿題、どこまで自分たちで仕上げて来られるかということを、少ない言葉でメッセージを残していた。彼らは本当にしっかり準備してきてくれた。何よりリスペクトに値すると言いますか、主体的に選手たちがグラウンドで自分たちで考えてそういった姿で戦っていくというのが1番力強いチームになると思っていたので。監督として非常に助かるという部分もありましたね」。
投手陣は17人が初日ブルペン入り。「非常に仕上がりも良く、コンディションに不安がないと。そこでもう十分かなと。 あとはもう投手コーチたちに任せて、ほとんど声がけすることもなくもう全て任せて、 困ったら選手たちが声かけてくるという感じですね」と満足気味。
目に留まった選手については「全くそういう目では見てないかもしれません」とし、「全体を俯瞰で見て悪い選手、恐らく上手くいっていない選手にはなぜなのか、なぜうまくいかないのかなっていうことを少し離れた距離で見るので。そういった部分では目につかなかったということは良い仕上がりなんじゃないかなと」と話していた。
(取材=ニッポン放送アナウンサー・大泉健斗)