セルティックに所属する日本代表FW前田大然に現地メディアから高評価が与えられている。
スコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)第25節が2日行われ、セルティックは敵地でマザーウェルと対戦。旗手怜央とともに先発出場を飾った前田は、開始早々の1分にクロスを頭で合わせて先制弾をマークする。セルティックは23分に同点弾を献上したものの、6分後に前田の折り返しからアダム・イダが勝ち越し弾を獲得。後半アディショナルタイムには再び前田のアシストからジョタがセルティック復帰後初得点を挙げ、アウェイチームがマザーウェルを3−1で下した。
この試合で1ゴール2アシストを記録し、セルティックをリーグ戦2試合ぶりの白星に導いた前田。今季の成績を公式戦32試合出場16ゴール8アシストへと積み上げた同選手に、イギリスメディア『BBC』は「ジョタが見出しを飾るだろうが、今日の試合でセルティックに勝利をもたらしたのは前田大然だった。1ゴール2アシスト、そして90分間ずっと脅威を与え続けた」と高評価を与えている。
また、スコットランド紙『ザ・スコッツマン』は「現在セルティックの主役と言えるのは前田だ。今シーズンを通して輝きを放っている彼は、驚異的なスピードを持つダイナモであり相手ディフェンダーを恐れさせている」と絶賛。「この日本人選手の今シーズンの成績は目を見張るものがある。彼は先制点を決め決勝点をアシストし、これで今季のゴール数は『16』、アシスト数は『8』に達した。まだ2月が始まったばかりであることを考えると非常に素晴らしい成績だと言える」と指摘した。
さらに、「セルティックはおそらく月曜の夜11時までにもう1人の9番(ストライカー)を獲得したいところだろう」と伝えつつ、「もし移籍市場が閉まるまでに契約が成立しなければ、少なくともアダム・イダ、そして特に前田大然が(古橋)亨梧の後継者として名乗りを上げることになる」と主張している。