民放連遠藤龍之介会長が辞意「フジテレビの出演タレントと女性に関する一連の事案により」申し出

一般社団法人　日本民間放送連盟が5日、公式サイトを更新し、遠藤龍之介会長（69）が辞意を表明したと発表した。

公式サイト上で「当連盟の遠藤龍之介会長から本日、『フジテレビの出演タレントと女性に関する一連の事案により、私が民放連会長を続けることは適切ではないと考えている。後任の会長の選定手続きを速やかに進め、次期会長に職務を引き継げるようになった段階で会長職を退きたい』との申し出がありましたのでお知らせします」と発表した。

遠藤氏は現在、フジテレビの取締役副会長。中居正広氏（52）の女性トラブルを巡り、フジテレビ社員の関与が報じられている問題で、同局は1月に2度の会見を実施。1月27日に開催した「やり直し」会見に出席した遠藤氏は約10時間半にわたり、記者の質問に応対した。

会見翌日に報道陣の取材に応じ「第三者委員会の調査が終わって道筋がついた段階で責任を取る」と、3月末ごろをめどに副会長を辞任する意向であることを明らかにした。兼務する民放連会長としての進退は「いつの段階になるか、はっきりとは言えないが、調整することになる」と述べていた。

遠藤氏は小説家の遠藤周作さんの長男。81年にフジテレビへ入社。