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■ドジャースキャンプ1日目(日本時間13日、アリゾナ州グレンデール)
【写真を見る】佐々木朗希「自分のスタイルを確立する」ベテラン捕手絶賛のフォーク披露、“11”を譲ってくれたロハスには日本酒のセットをプレゼント
ドジャースは日本時間13日にバッテリー組が全員揃ってキャンプインとなった。新戦力の佐々木朗希(23)は早速ブルペンでの投球を披露した。
キャンプ初日、ドジャーブルーのユニホームに袖を通してグラウンドに現れた。「似合っているかどうかは分からないですけど、まあちょっと心配だったので1回(鏡で)見て見ましたけど」と照れながら話した。グラウンドではなかなか馴染めないでいると山本由伸(26)が近くでずっとアドバイス、佐々木も緊張した表情がほぐれて笑顔も見られた。
ウォーミングアップを終えるとキャッチボールを行ったが、ボールが抜けるシーンも見られ、相手の頭上を大きく逸れる球もあった。
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その後はブルペンに移動、D.ロバーツ監督(52)、サイヤング賞3度のレジェンド投手、C.カーショウ(36)も佐々木のブルペンを視察。ロッテ時代に愛用していた黄色のグラブを着用し、ピッチングを行った。
マウンドの傾斜、土の固さも気にすることなく、昨季は山本とバッテリーを良く組んでいたバーンズ捕手(35)を相手にしっかりと35球を投げ込んでいった。「思ったより寒かった、体が温まるまで時間がかかった」と話した佐々木だったが徐々に出力をあげていった。
さらにフォークボールも投げると受けたバーンズは「良い球で良く落ちます。球の回転数は低いかもしれません。この球が彼の勝負球だと思いますが、他の球も投げれると思います」と称賛。佐々木のフォークについては「WBCで投げて来た球は覚えていませんが、ベンチのチームメイトがスプリットが色んな方向に落ちると言っていたのを覚えています」と語った。
佐々木の投球に関してベテラン捕手は「背が高くて伸びのあるストレートを投げます。手元で伸びあがります。とても良いストレートです。スプリットも素晴らしいです。今日はまだ様子を見ながら投げていたので、調子が上がった状態の投球を見るのが楽しみです」と期待を込めていた。
投げ終えた佐々木は「状態はそこまで良くなかったんですけど、まあまず怪我なくブルペンを終えてよかったです」と口にし、「今はまず自分がこう出来る事を、まあ自分の力を発揮出来るように、そういった準備をして自分の中で自分のスタイルをちゃんと確立する」と語った。
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ブルペンを見たロバーツ監督は「彼はとてもいい投手になると感じている。純粋な才能だよ。今年、これほど才能のある選手はあまりいない」と大絶賛。そして「山本がホーム開幕戦に登板するのは妥当だと思う。朗希については、私が言ったように、彼がそこで投げるというプランがあるがいつ登板するかはこれから考える」と佐々木の日本開幕戦での登板の可能性も口にした。
さらに佐々木はドジャースのSNSで背番号11を譲ってくれたM.ロハス(35)にお礼をした。佐々木が送った品は日本酒のセットとドジャーブルーの江戸切り子のペアグラス、「これは日本の有名なお酒と日本の伝統的なガラスのカップで、これで飲むとおいしいです」と説明。ロハスは「これはとても飲めないよ。とっておくよ」と喜んだ。
ロハスは「本当は若手の選手がベテランに番号を譲るものだけど、今回は僕が君に背番号を譲れることが光栄なんだ」と語り「君にとって大切なものだと分かっているから。同じように11番は僕にとっても、そしてチームにとっても大切な番号なんだ。そして、僕がこの番号をつける前にも、人気のあった僕の好きな選手がつけていたことを知っていてほしい。そういう選手は、このチームの文化で重要な存在だし、だからこそ、今後もこうした伝統を続けていけたらいいね」と背番号継承した理由を明かした。