“RB新体制”の大宮が後半AT弾で劇的勝利! 藤井一志「格別」「人生最高のゴールでした」

1

2025年02月15日 21:16  サッカーキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

サッカーキング

[写真]=Getty Images、菅野剛史
 “RB大宮アルディージャ”での初陣となった明治安田J2リーグ開幕戦、超満員のNACK5スタジアム大宮の大声援を力に変えた新生・大宮が劇的勝利を挙げた。1-1のタイスコアで迎えた後半アディショナルタイム7分、CKのこぼれ球を押し込んだのは途中出場の藤井一志。「泥臭いゴールでしたけど、ストライカーとして勝利に導くゴールは意識しています。今日は自分の仕事ができた」と胸を張った。

 ホームに昨季4位のモンテディオ山形を迎えた一戦、突如としてベンチスタートの藤井に出番が訪れる。最前線で起用されたファビアン・ゴンザレスが負傷し、前半終了間際の42分にピッチへ。藤井は「ベンチスタートで悔しい気持ちがなかったと言ったら嘘になる。自分がピッチに立った時にできることを常に考えていた」という。「ラッソ(ファビアン・ゴンザレス)がかき回してくれたおかげで、楽に試合に入ることができたので感謝しています」と述べた。

 大宮は後半立ち上がりの52分にCKから濱田水輝の強烈ヘッドで先制するも、66分に失点。互いに交代カードを切りながら一進一退の攻防が続いていた中、後半アディショナルタイム7分に藤井がCKのこぼれ球を押し込み“殊勲のヒーロー”となった。「相手より早くスタートを切って押し込めましたし、泥臭いですけど勝ちに導けて良かった」と藤井。「RB大宮アルディージャとしての第一歩ということで、僕のゴールで勝利に結びつけられたことは格別ですし、得点が決まった時は頭が真っ白になって時が止まった。人生最高のゴールでした」と振り返った。

 記念すべき“RB体制”初陣には、レッドブルのグローバルサッカー責任者に就任したユルゲン・クロップ氏もスタジアムに駆けつけ観戦。劇的勝利にクロップ氏も大きな拍手で大宮イレブンを称えていた。「クロップさんがいることは耳に入っていました。勝利を届けないといけないと思っていましたし、TVで見ていた人が自分のゴールで喜んでくれたことは率直に嬉しい」と喜んだ。なお、スタジアムで大宮イレブンがクロップ氏と接触する機会はなかった模様。中盤を司った小島幹敏は「今日は会えなかったですね。明日とか会えるのかな?」と心待ちにしていた。

 昨季は25勝10分け3敗と圧倒的な力で明治安田J3リーグを制し、勢いそのままJ2開幕戦で勝利を挙げた。「まだ1試合なので何とも言えないですけど、戦える能力ある選手は揃っているのでこれからが楽しみ」と期待感を語ったのは小島。「勝ち癖が付いて上がって勢いがあるので、このまま勝ち続けたい」と次戦以降を見据えた。次戦は再びホームにヴァンフォーレ甲府を迎える。


【ハイライト動画】RB大宮アルディージャvsモンテディオ山形



ランキングスポーツ

前日のランキングへ

ニュース設定